就活の面接で「最後になにか質問はありますか?」って聞かれたらなんて答えるべき? 経験者が教える上手な答え方

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就職試験における面接は、多くの受験生を緊張させるもの。「ようやく終わった!」と思った瞬間に待ち受けるのが、面接官からの「何か質問はありますか?」という一言です! 何か言った方がいいと頭ではわかっていても、具体的に何を聞けばよいのかわからない! そんな場面になったときに困らないために、実際に就活を経験した先輩に話を聞いてみました。

■求められる人材とは?

・御社の業界で必要とされる知識や能力を教えてください。その会社あるいは業界で働く意識の強さをアピールできるとともに、必要な知識や能力を経験者の立場の人から聞ける意見はとても参考になるから(26歳/男性/その他)
・その仕事をするにあって何が大切か。人それぞれ違う答えが返ってくるので(25歳/女性/その他電気・電子関連)

就活生たちが、一番知りたい情報と言えばこれ! どのような人材が求められていて、どのような応募者が「内定」をもらえるのか……ズバリ質問してしまうのも一つの方法です。どんな職種でも使える質問ですから、ぜひ頭に入れておきましょう。

■御社が抱える課題とは?

・この会社の10年後に向けた課題はなんですか? 会社のことを深く考えないと出てこない質問だから(23歳/男性/信用組合・信用金庫・労働金庫)
・業界の抱える問題にズバっと切り込んでみる。自分が学生に聞かれたら、こいつやるな! と思う(26歳/女性/インターネット関連)

どのような業界にも、今後ぶつかるであろう「課題」があるはず。会社として「課題」に対してどのように向き合っているのかを知ることで、将来的な展望も予測できそうですね。面接とは本来、会社と志望者の両方が、お互いについて知るべき場所。学生が企業を選ぶポイントにもなるのでは?

■活躍する秘訣は?

・新採でも活躍している先輩方はいるか? 自分もばりばり活躍したいから(28歳/女性/官公庁)
・御社で成果を出す方にはどのような共通点がありますか? 人事部の方々の考えがわかるから(25歳/男性/農林・水産)

将来を見据えた質問は、自身のやる気をアピールできます! 質問という形をとったアピールタイム、その会社独自の情報を織り込むと、より印象が強くなりますよ。

■今の自分にできることは?


・入社までに勉強しておくべきことはありますか? いち早く戦力になりたいことをアピールできると思うから(28歳/男性/鉱業・金属製品・鉄鋼)
・自分の改善点があったら指摘してください。レベルアップになるから(28歳/女性/生命保険・損害保険)

たとえこの会社で「内定」にはいたらなくても、経験を自分の糧にできるはずです。面接官の目から見て、今の自分に足りないものを補えば、次はもう少しうまく行動できるはず! 一つ一つの縁を、大切にできることでしょう。

■素直な気持ちで質問を

・素直にわからないことを聞く。本音の方が心に響くから(24歳/男性/化粧品・医薬品)

ベストアンサーを頭にたたき入れ、いざそのときを迎えても……周囲の状況が、自分の想像を超えていることはめずらしくありません。素直な気持ちで状況を受け入れ、本音で行動する臨機応変さも意識してください。

■「ない」でもOK!

・なけりゃないでいいし、無理に絞り出すものでもない。それまでにしっかりアピールしとけばいい。大丈夫です。と自信を持って言えばいい(29歳/男性/輸送用機器)
・ベストアンサーなんてない。そのときの雰囲気や流れに身を任せた方がよい(26歳/女性/その他電気・電子関連)
・質問が特になければ意気込みを伝えた方がいい。何度もやってるとネタもなくなるし、聞くこともなくなるので(27歳/男性/設計)

「どうしよう! なにもない!」と思っても、どうか落ち着いてください。最後に面接官が「質問は?」と聞くのは、単なる確認のため。「絶対に何かを聞いて、アピールしなければならない」というわけではありません。堂々と自分の意思を伝えることこそが、アピールにつながるのかもしれませんよ。

面接の場での最後の質問。「どうしよう……」と悩む前に、ぜひ社会人男女の意見を参考にしてみて。ベストアンサーに自分なりのアレンジを加えることで、より精度の高い「最終質問」ができあがるはずです。

(ファナティック)

マイナビ学生の窓口調べ
調査日時:2016年10月13日~2016年10月24日
調査人数:社会人男女150人(男性69人、女性81人)

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