現在科学者たちがその解明に尽力する人間の「死臭」に関する研究 (2/3ページ)
意外にも、刈ったばかりの芝の臭いの元であるヘキサナールも検出される。
さらに遺体の生前の食習慣も重要だ。例えば、フッ素添加水(アメリカの一部の州では水道水に含まれている)をよく飲む人であれば、死後トリクロロフルオロメタンが放たれるだろう。
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死のニオイの解明で死体捜査が飛躍的に進む
現在、人間の本当の死のニオイを特定すべく研究が進められているが、統計的な精度に影響するこうした多岐にわたる要因があるためになかなか難しい。
しかし、これを首尾よく突き止めることができれば、法医学の分野において飛躍的な進歩が望めるし、死体捜索犬の訓練もずっと楽になる。
死体捜索犬は水、泥、瓦礫など捜索が困難な場所においても遺体を発見することができる。だが、常に人間の遺体が手に入るとは限らず、腐敗する豚を使用して訓練しているのが現状である。
人間の死のニオイの組成がはっきりとわかれば、わざわざ豚で代理したり、本物の人間の遺体を入手する必要すらなくなるだろう。その臭いを合成すればすむのだ。また、将来的には臭気センサーを搭載したドローンによる遺体捜索まで可能になるかもしれない。