乳搾り体験で牛が病死...ストレスが牛に与える影響と牧場の管理方法 (2/3ページ)
泌乳は出産後およそ300日に渡って続きますが、当初の2カ月強では牛の体は乳を産生するために自らの体脂肪を減らしてエネルギーにしていくなど、基本的に消耗状態になっていきます。
その後徐々に摂取エネルギーと消費エネルギーのバランスが正常に戻って行きます。このように母牛のからだの状況は泌乳期の時期により変化し続けており、免疫状態が不安定な状況です。
正常であれば免疫により排除できる環境細菌も、肉体的や精神的ストレスなどにより免疫が低下しうまく機能できなくなり乳房炎につながる可能性は十分考えられます。 乳搾り以外で牛がストレスとなる要因や行動
■過度な緊張状態に置かれる状況
■暑さ
■不潔
■自由に体位を変えられない環境
■自由に飲食できない環境 牛のストレスに対する管理
さまざまな疾患が起こるのを未然に防ぐという考え方が大切です。
疾患につながるストレスを軽減するために、牛の居住する環境を整えるように管理されています。細菌の温床となる糞尿などを速やかに処理するのはもちろん、高温多湿な環境に弱い牛には換気を良くします。
また牛が横に寝られるスペースを確保し、自由に立ったり寝転んで休めるようにする必要があります。これには横臥率という指標があり、非常に重要視されているものです。 牧場の牛が引き起こしやすい疾患下痢
多くはウイルスや細菌、寄生虫などによる感染性の下痢ですが、給餌のアンバランス等による消化不良やストレスが原因などの非感染性の下痢もあります。
流産
牛の流産の大半は細菌やウイルスが原因によるものです。