【プロ野球】さよなら「ヤギの呪い」。ジンクス・法則・呪いで振り返る日本シリーズとワールドシリーズ (2/3ページ)
■史上初「外野手出身監督」同士の対戦
日本シリーズに進出した広島の緒方孝市監督と、日本ハムの栗山英樹監督は、ともに外野手出身。これまでの日本シリーズにおいて、外野手出身監督同士の対決は一度もなく、初顔合わせ、となった。
逆にいうと、これまで、「外野手出身監督同士の日本シリーズは実現しない」というジンクスがあったわけだが、今年、これを見事に打ち破ったわけだ。
「外野手出身に名監督なし」といったのは稀代の名将・野村克也氏。そんな野球格言のひとつも、今年を最後に過去のもとになった、と言ってもいいのではないだろうか。
■「20年ぶり以上のリーグ優勝=日本一」の法則ならず
1980年以降、20年以上リーグ優勝から遠ざかったチームが日本シリーズに進出すると必ず日本一に輝く、という法則があった。
1985年の阪神(21年ぶり)、1998年の横浜(38年ぶり)、1999年のダイエー(26年ぶり)、2005年のロッテ(31年ぶり)、2006年の日本ハム(25年ぶり)。
上記5球団はいずれも同年、日本一を達成していたわけだ。となると、今年、25年ぶりにセ・リーグを制した広島が日本一になる番と思われたが、法則発動とはならなかった。
■広島にリーグ打点王がいない年は日本一になれない
今年を除くと、過去に6度、日本シリーズに進出している広島。そのうち、日本シリーズを制したのが1979年、1980年、1984年の3回。そのすべてにあった共通項が「チームにリーグ打点王がいた」ということ(1979・1980年:山本浩二。1984年:衣笠祥雄)。逆にいうと、リーグ打点王がいない年(1975年・1986年・1991年)はリーグ優勝できても日本一になれなかったわけだ。
そして今年、リーグ終盤まで打点王争いで1位につけていたのが“アライさん”こと新井貴浩。だが、最後の半月で筒香嘉智(DeNA)と山田哲人(ヤクルト)にまくられ、リーグ3位で終わってしまった。
日本シリーズでも今ひとつ調子が上がらなかった新井。シーズン終盤の失速が悔やまれる。