顔が満月のように丸くなる!? 女性に多いクッシング病とは《ドクターX》
2016年11月3日(木)に放送された「ドクターX~外科医・大門未知子~」の第4話で取り上げられた「クッシング病」が話題にのぼりました。
減量治療のため原因不明の肥満の原因がクッシング病と呼ばれる疾患であることを明らかにしましたが、いったいクッシング病とはどのような病気なのでしょうか。
そこで今回は「クッシング病」を、医師に解説していただきました。「ドクターX~外科医・大門未知子~」第4話あらずし美のカリスマと呼ばれる「四葉姉妹」の妹である四葉美音(小林きな子)が、肥満治療のために東帝大病院に入院してきました。
病院側は胃バンディング手術を提案しますが、大門未知子(米倉涼子)は四葉美音の肥満は脳下垂体腫瘍によるクッシング病によるものだと解明します。
同時に姉・四葉美麗(高岡早紀)の大腸がんも発覚し、余命半年であることも明らかになりましたが、大門未知子の手によって姉妹同時に手術を行い、見事2人の命を救ったのでした。クッシング病とはコルチゾールという副腎から分泌されるステロイドホルモンの一種が、分泌されすぎることによって、顔がまん丸くなる(満月様顔貌)や中心性の肥満など特徴ある症状を呈するものをクッシング症候群と呼びます。
このうち、脳の下垂体に異常があって下垂体から分泌されるACTHというホルモンが過剰に出ることによって起きているものを、特にクッシング病と呼んでいます。 クッシング病の原因コルチゾールの分泌調節は、脳の視床下部から分泌されるCRHが脳下垂体から分泌されるACTHをコントロールし、そのACTHが副腎皮質から分泌されるコルチゾールをコントロールするという仕組みで成り立っています。
クッシング病は、脳下垂体にACTHを分泌する腫瘍ができることが原因といわれています。 クッシング病の症状 
■中心性肥満
■糖尿病
■高血圧
■血中のカリウム低下
■骨粗しょう症クッシング病の治療法
原因の多くが脳下垂体にできる腫瘍(腺腫)なので、脳神経外科で手術を行って摘出することが望ましい治療ですが、ただ、腫瘍が小さくて、画像検査で見つかりにくいこともあります。
手術が何らかの理由で行えない場合は、薬物療法や放射線療法がおこなわれます。 クッシング病を発症しやすいタイプ
男性より女性の方が約4倍かかりやすいといわれます。
遺伝
また、遺伝との関連はほとんどないとは言われているものの、 少数ながら家族性のものも存在します。 犬におけるクッシング病

《原因》
人間のクッシング病と同じように脳下垂体にACTHを産生する腫瘍ができることが原因となることがあるほか、副腎の腫瘍(コルチゾールを産生するもの)が原因となることもあります。多いのは脳下垂体の腫瘍の方です。
《症状》
水を多量に飲むようになったり、尿量が増えたりします。食欲が増したり、息切れをしたり、毛が抜けることが目立つようになってくるのも特徴です。
《治療法》
下垂体に腫瘍ができた場合は、犬の場合は手術が行えないため、お薬で治療することになります。副腎の腫瘍に関しては、手術を行うことができます。
《予防法》
現時点で、確実に予防することは難しいと考えられます。 医師からのアドバイスクッシング病は、医療者の間ではよく知られた病気ですが、一般の方にはあまり聞いたことのない病気ではないかと思います。こういった病気が、ドラマを通じて広く知られていくのは、様々な難病への理解を深めるために好ましいことですね。
(監修:Doctors Me 医師)