神をも恐れぬ『きっと、うまくいく』のヒラニ監督、最新作『PK ピーケイ』は「己の違和感を映画にした」 (1/3ページ)
日本で超異例の大ヒットを記録した映画『きっと、うまくいく』(09)の監督&主演タッグが贈る全世界待望の最新作、『PK ピーケイ』が好評だ。そのラージクマール・ヒラニ監督は本作の映画化の理由について、「神や宗教にまつわる自分の中の違和感を映画にしてみた」と説明。その違和感とは何か!? 来日したヒラニ監督に、映画『PK ピーケイ』を作った意味について聞いた。
――本作では宗教や神、信仰などをモチーフにとしていますが、そういう題材を扱うことに本国での反発などはなかったのでしょうか?
映画のテーマはいつも自分で選択していますが、神や宗教についてはつねづね自分の中で考えていたことです。皆さんが語っている神の存在、神のあるべき姿とうものは、ちょっと違うのでは? と自分の中で違和感を抱いていて、それを映画にしてみようかなと。
――その違和感、具体的には???
たとえばヒンズー教の家庭に生まれれば、ヒンズー教の神を信仰します。キリスト教であればキリスト教を崇めるというように、それぞれ違いがありますよね。その違いがあること自体がおかしいのでは? と、昔から不思議に思っていたことがテーマなんです。
――現実的な話、映画化を実現するにあたって、困難も多かったのでは???
わたしの場合、過去の作品が成功していることが、ラッキーな要因でした。通常であれば、こういうテーマを選択した場合、資金が集まらなかったと思うんです。それで映画化が実現したわけですが、この作品も幸運にもヒットしたので、また作品を作り続けられます(笑)。

――ところで、この映画を撮ったことで、その違和感や疑問は解決しましたか?
いえ。答えは誰も分からないのでは? と思います。