社会人として活躍するために、まず頭に入れなければならないのが各種ビジネスマナー。「言葉遣い」や「職場での対応」など、ビジネスマナーもさまざまですが、忘れてはいけないのが「身だしなみ」についてです。 相手を不快にさせないためにはさまざまな視点で身だしなみを整える必要がありますが、近年注目されているのが「男性のネイルケア」です。必要な理由と正しいお手入れの方法をレクチャーしましょう。

■なぜ男性もネイルケアが必要なの？

ビジネスシーンにおいて、清潔感は重要なものです。男性にとってもそれは同じこと。明らかに手が汚そうと思う人と握手をしたくはありませんし、「一緒の場にいるのも嫌だ」と思われる可能性もあります。
男性の身だしなみケアと言えば、「ヒゲ」や「髪形」、そして「スーツの着こなし方」などが有名ですが、実は忘れてはいけないのが「ネイルケア」なのです。初対面の相手と握手をするとき、名刺交換をするとき、お客様の前で文字を書くとき……男性の指先に注目が集まる機会は多いもの。こんなときに美しく整えられたネイルであれば、より印象がよくなりますよね。日本では「えぇ!? 男がネイルケアなんて……」と思われがちですが、欧米ではごく普通のビジネスマナー。華美にする必要はありませんが、清潔感を抱かせるための大切な気遣いなのです。

■男性のネイルケア……具体的な手順は？


女性のネイルケアと言えば、セルフで行ったり、ネイルサロンでお任せしたり……。さまざまなスタイルがあり、好みのものをチョイスできます。一方で男性のネイルケアは、まだまだ一般的ではありません。具体的な手順について悩む方も多いかと思います。
まず用意するものは、「爪切り」「キューティクルリムーバー」「キューティクルプレッシャー」「キューティクルニッパー」「爪磨き」「ネイルオイル」です。どれもドラッグストアで購入できるものばかりですし、商品にとっては100円均一にて手に入れることも可能です。
基本のお手入れは、まず「爪切り」で、爪の形を短く整えていきます。その後、爪と指の間の部分にある「甘皮」に「キューティクルリムーバー」を染み込ませてください。こうすることで甘皮がやわらかく、処理しやすくなります。やわらかくなった甘皮は「キューティクルプレッシャー」で押し上げたのち、「キューティクルニッパー」で取り除きます。甘皮をきれいにしたら、次は爪の表面を磨いていきましょう。「爪磨き」を使って優しくこすると、美しい爪に仕上がります。「ネイルオイル」を塗ることで、より艶やかな印象になりますよ。

■忙しいときには、プロの手も借りて

セルフケアは難しい！ 女性のようにプロにお任せしたい！ という方も多いことと思います。女性のネイルサロンほど、その数は多くありませんが、男性向けのネイルケアメニューを用意しているサロンも増えつつあります。身だしなみの一つとして、今後定番になっていくことが考えられます。

女性と同じく、男性の手元にも注目が集まりやすいものです。社会人になったら、ぜひ指の先まで意識を集中して、いい仕事ができるといいですね。

（ファナティック）