大切な人の心が病んでしまったら…うつ病の人との正しい接し方3つ (3/3ページ)

Doctors Me

うつ病患者との接し方3:追い詰めないうつ病患者との接し方は「こうした方が良い」もあれば「これはしてはいけない」もあります。その中で、避けていただきたいのが患者の選択肢を狭める行為です。

慮る余り、ということもあるでしょうが、『これはするな』や『どうしてあれをしたの? 』という言葉は患者には「存在の否定」のように聞こえます。患者は患者なりに病気で回らない頭ながら、キチンと考えて行動しています。

それを否定する発言や態度は大変危険で、罪悪感を増強し、患者は『自分は何もしない方が良いのだ』との考えから行動の選択肢を失います。

そうなると、最悪の場合は自殺することしか考えられなくなってしまい、抜け出せない泥沼にはまっていくことになります。

決して放任しろという訳ではありませんが、患者のことを追い詰めることの無いよう配慮を忘れないことが重要です。うつ病は自力での回復は困難周囲の家族も大変さの余り『このまま治らないのではないか』と考えてしまうことがある恐ろしい病気、うつ病。しかし、うつ病は決して治らない病気ではありません。

認知行動療法などの心理療法や治療用の薬物など新しい手法がどんどん研究、開発されています。うつ病が社会問題となっていることで公的な支援の動きも広がり始めています。

実際にうつ病から立ち直った人もこれまでに数多く居ます。ただ、うつ病から患者一人で立ち直ることは非常に困難で、不可能と言っても良いというのが正直なところです。

つまり、うつ病の治療には必ず周囲の助けが必要となるということです。周囲の接し方一つでうつ病患者を取り巻く環境は大きく変化します。どうか寄り添う心を忘れずに、一緒に病気を治すつもりで頑張ってあげてください。周囲の助けがうつ病治癒の鍵うつ病は決して甘く見ることのできない病気です。しかし、周囲の家族や友人の助けが大きな力となって、快方に向かう患者も非常に多く居ます。

ある意味では周囲の助けがうつ病の一番の薬ともなり得ます。

患者を突き放したり孤立させたりすることなく、大切な人のために手を差し伸べてあげましょう。それがうつ病完治への第一歩となるかも知れません。

(監修:Doctors Me 医師)
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