金正恩vsトランプ「史上最低」の罵倒合戦が幕を開ける (2/2ページ)

デイリーNKジャパン

協議再開について稲田朋美防衛相は、「北朝鮮の核・ミサイル問題への対応のため、日韓の情報交換をより円滑、迅速に行うことは大変意義がある」と述べるなど、対北朝鮮を念頭に置いた軍事関係であることを明言している。

オバマ氏にヘイトスピーチ

そして、日韓の対北朝鮮政策より気になるのがトランプ氏の「暴言癖」だ。

昨年、トランプ氏はラジオ番組で「(金正恩は)頭がおかしい。頭がおかしいか天才か、どちらかだ。父親(金正日)よりも不安定だ」と話したという。

今から14年前の2002年、当時のブッシュ大統領が北朝鮮の金正日体制を「悪の枢軸」と呼び、米朝の緊張関係が高まったことを思い起こしてほしい。トランプ氏が大統領候補ではなく、今度は現役大統領として金正恩氏、そして北朝鮮を「悪の枢軸」以上の表現で非難し、それがきっかけとなって米朝関係が極度に緊張することは十分に考えられる。

仮にトランプ氏がいつもの調子で金正恩氏を非難、罵倒すればどうなるのだろうか。北朝鮮は、まずは公式メディアを通じ、口を極めてトランプ氏を非難し始めるだろう。北朝鮮が本気になって非難を始めれば、例え一国の国家元首といえども、ここで引用するのもはばかられるほどの口汚い罵詈雑言を浴びあせかける。

たとえば、オバマ米大統領に対しては「ヘイトスピーチ」さながらの表現で罵倒しつくしてきた。また、朴大統領に対しては「ずるがしこい売春婦」。日本の安倍晋三氏に対しては「精神病者」など、例を挙げるときりがない。

こうした罵倒合戦にトランプ氏が引きずり込まれれば、米朝関係は一挙に最悪の事態に陥る可能性もある。たかが口喧嘩かもしれない。しかし、フィリピンのドゥテルテ大統領がオバマ氏をののしって両国の関係が悪化した例もある。金正恩氏とトランプ氏では、米国とフィリピン以上の対立関係に陥る可能性が高い。

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