【睡眠不足で老化速度UPの可能性大】徹夜を避けるべき理由 (2/3ページ)

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睡眠状態もDNAのメチル化(老化)に影響するそれでは、睡眠状態はDNAのメチル化にどのような影響を与えるのでしょうか。

スウェーデンのウプサラ大学では、健常で標準体重の男性15人に、2回の宿泊実験(2泊)を行い、そのうち1回は、2泊目に8時間睡眠もしくは徹夜してもらいました。そして、それぞれの宿泊の後、被験者の皮下脂肪から組織サンプルを抽出し、分子分析を行いました。
すると、一晩徹夜をした後に採取した組織からは、体内時計を制御する「時計遺伝子」と呼ばれる遺伝子の活性に変化が生まれ、メチル化したDNAの増加が報告されたのです。

また、徹夜した後には時計遺伝子の発現も変更されました。時計遺伝子は私たちの体内時計をコントロールしていますが、体内時計は睡眠と覚醒のコントロールだけでなく、血圧、体温、心拍数、摂食行動、ホルモン分泌、代謝などの他、近年では肥満や生活習慣病、免疫にまで関与していることが解明されています。徹夜は、こうした働きに影響する可能性もあるのです。

この研究から、たった1回の徹夜が私たちの健康維持に不可欠な体内時計に変化を与えたり、メチル化したDNAを増やし、老化を促進させたりすることがわかりました。
ただし、これらの変化がどの程度持続するかは不明で、「徹夜後に睡眠をしっかりとれば相殺されるかもしれない」と、研究者は指摘しています(※2)。最後に…体内時計を常に正常に保つことは、あらゆる病気の予防にもつながります。また、DNAのメチル化は老化速度に影響するという研究から、老化予防にはメチル化への対策が重要になりそう。
「たった一晩の徹夜ぐらい、大丈夫!」と思っているあなた。体力的には問題ないと感じていても、体内時計やDNAといった目に見えない部分では、確実に身体に有害な影響が起こっています。後になって後悔しないよう、睡眠時間はしっかり確保しておきたいものですね。
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