これおもしろそ〜っ!江戸時代の小袖たちをまとめて鑑賞「百貨店と近世の染織」開催中 (1/2ページ)
展覧会が開催されるのは美術館や博物館だけではありません。百貨店でもさまざまな展覧会が開催されていて、そのバリエーションの豊かさは専門施設に勝るとも劣らぬほど。
千葉県佐倉市の国立歴史民俗博物館で開催されている特集展示、『もの』からみる近世「百貨店と近世の染織」は、近代の百貨店で開催されてきた展覧会をとりあげています。こちらの展示は、同時期に開催されている企画展示「身体をめぐる商品史」と連動するもの。
桜花藤模様小袖(おうかふじもようこそで)(屏風装)江戸時代前期・17世紀
慶長風俗展覧会(銀座・松屋呉服店、大正15年)出陳品
近代の百貨店では、呉服商から始まったルーツから、着物の販売に力を入れており、着物の新製品を売出す際には、参考品として歴史的な資料が陳列されていました。由緒ある品を展示することで、新製品は歴史的な裏付けのある価値あるもので、所持することの趣味の良さをアピールする効果があったそうです。
同展では、銀座・松屋呉服店、長堀橋・高島屋呉服店、高麗橋および日本橋・三越呉服店で開催された展覧会などをとりあげ、当時陳列されていた染織品を展示します。他には近世の染織品とそれをもとにした着物の図案を写真パネルでもご紹介。百貨店が、歴史的な染織品をいかに利用したかを見ていくことで、文化が発見され消費されていく様子を紹介しています。