おりものの異常から体調の変化がわかる?生理前のデリケートな悩みを解決!
生理前のおりものに悩んでいる女性は多いのではないでしょうか?
下着が汚れてしまったり臭いがしたりと、女性にとって悩みの種となるおりものですが、実はとても大切な役割を担っています。
そして、生理前におりものの量が増えるのにも、ちゃんとした訳があるのです。
そこで、生理前のおりものが多い原因やメカニズム・おりものへの対処方法などについて、ご紹介します。
□不快なものであるおりものでも、重要な役割がある
□おりものが生理前に増えるのはホルモンバランスの影響
□異常のあるおりものかどうかをみるポイントは臭い・形状・色おりものとは? おりものとは、膣や子宮頚部などから分泌されたものとふるい細胞が剥がれ落ちたものとが混ざったものです。「体の中からおりてくるもの」という意味で、「おりもの」と呼ばれています。
おりものは、生理前だけでなく常に分泌されているものです。正常なおりものは、無色透明や白っぽいものが多く、臭いはほとんどありません。
不快な症状をまねく原因ともなるおりものですが、女性の体にとって重要な役割のある分泌液なのです。おりものはなぜ分泌される? おりものは、分泌される原因があります。その原因は2種類です。そこで、おりものが分泌される原因をみていきましょう。
妊娠しやすくするため
おりものには、受精しやすくする作用があります。膣の中は、酸性に保たれています。そこに精子が入り込むと、精子が酸性に負けて卵子にたどりつくことが困難になってしまいます。
しかし、アルカリ性のおりものが分泌されることで膣の中が中和され、精子が卵子のもとへとたどりつきやすくなるのです。
人の命を生み育てるためにも、おりものは欠かせないものなのです。
自浄作用
おりものは膣や子宮を守るために、外部からの細菌やウイルスの侵入を防ぐ必要があります。おりものが分泌されることで、細菌やウイルスを外に押し出すことができるのです。
膣や子宮に細菌やウイルスが侵入すると、炎症が起こってしまったり、受精や妊娠に影響してしまったりすることがあります。おりものは、これらのようなトラブルから守るために分泌されているのです。なぜ生理前におりものが増えるの? 生理前になると、おりものの量が増えたと感じる女性が多いと思います。おりものの量が増えたことで、生理が近いことを察知する人もいるのではないでしょうか?
生理前になるとおりものの量が増えるのは、なぜなのでしょうか?
女性ホルモンが影響している
女性ホルモンは、排卵や生理周期をコントロールするというとても重要な役割があり、このホルモンの変化によっておりものが増えたり減ったりします。
女性ホルモンには、卵胞ホルモンと黄体ホルモンの2種類があります。基本的には、卵胞ホルモンが分泌される際に、おりものの量が多くなります。
卵胞ホルモンは、生理後から排卵期にかけて増える女性ホルモンのひとつ。この女性ホルモンは、受精をサポートする役割があります。
もうひとつの女性ホルモンである黄体ホルモンは、高温期に分泌されるものです。このホルモンが分泌されると、おりものの量は減る傾向にあります。
高温期が終えて生理直前になるとおりものが増えるのは、黄体ホルモンと卵胞ホルモンが切り替わるためです。
おりものは、時期によって特徴が異なります。
生理後のおりもの
生理後はおりものの量が比較的少ない傾向にあります。分泌されたおりものは、水っぽくサラサラとしているため、おりもの特有の不快感は少ないでしょう。
排卵前のおりもの
排卵期に近づいてくると、卵胞ホルモン分泌の準備が始まるため、おりものの量が増えてきます。この時期のおりものは、サラサラとした形状で、白色やクリーム色をしていることが多いです。
においもあまりないので、比較的快適に過ごすことができるでしょう。
排卵期のおりもの
排卵してる時期は、卵胞ホルモンが優位になっているため、おりものの量が多くなります。透明で粘り気の多いおりものが多いのが特徴で、臭いはありません。
卵の白身のようなおりものがでてきたら、まもなく排卵するサインです。
この時期は排卵サイクル全体の中で最もおりものの分泌が多く、不快感が出てくる人も少なくありません。
生理前のおりもの
排卵が終わり生理前になると、おりものの量は減ってきます。分泌されるのはサラサラした白っぽいおりもので、生理の日が近づくにつれて徐々に分泌量が増えてきます。
生理前のおりものは臭いが強いため、この時期になると臭いを気にする人も増えてきます。 こんなおりものがあらわれたときは要注意!おりものが多いと、どこか異常があるのではないか? と心配になる人もいると思います。異常のあるおりものとは、どのようなものなのでしょうか?
悪臭のあるおりもの
基本的に、おりものは無臭です。臭いがあっても、すっぱい臭いがかすかにする程度です。臭いがきつすぎるときには、何らかの細菌に感染してしまっている可能性があるため、注意が必要です。
茶色や緑色のおりもの
通常、おりものは無色透明や白色など、色味がないものです。茶色や緑色などのような色ガある場合には、異常がある可能性があります。
茶色やピンク色の場合は、膣や子宮頚部などどこかが炎症し不正出血を伴っている可能性があります。黄色や緑色のおりものの場合は、細菌に感染したことで膿が出ている可能性があります。
かゆみを伴うおりもの
おりものによって皮膚炎を起こすこともありますが、かゆみが強い場合には、おりものによる皮膚炎ではないかもしれません。かゆみが気になるときや、いつまでもかゆみがある場合には、一度病院を受診してみましょう。
形状の異常
おりものは、時期によって形状が異なりますが、基本的にはサラサラとした水っぽいものかドロドロとした卵白状のものです。
カッテージチーズのようにボロボロとしたおりものの場合、性病の疑いも考えられるため、病院を受診しましょう。おりものが多いときにはどうすれば良い?おりものが多くて悩んでいる場合、少しでも快適に過ごしたいところです。おりものが多いときに快適にする方法や、おりものが多くならないための対策をみていきましょう。
おりものシートを使う
おりものが多いときは、下着が汚れてしまうことがとても不快です。そこで、おりものシートを活用することがおすすめです。おりものシートは、生理用ナプキンのようにショーツに装着して、おりものの汚れを防ぐものです。
おりものの量が多く、ベタベタした感じが不快な場合は、おりものシートをこまめに取り替えることで、いつまでもサラサラな状態でいられます。
おりものシートの中には、臭いを防いでくれるものもあるため、おりものの臭いが気になる人にもおすすめです。
清潔に保つ
おりものが多いときは、清潔に保つようにしましょう。おりものが多い原因は、雑菌や細菌などから身を守っていることが原因かもしれません。毎日体を洗い清潔に保つことで、雑菌や細菌の繁殖を防ぐことができます。
膣周辺を洗うときには石鹸を使わずお湯かぬるま湯だけで洗うようにしましょう。
性行為後は体を洗う
性行為が細菌やウイルスの繁殖の原因となってしまっている可能性があります。そのため、性行為をした後は体を洗い、雑菌や細菌・ウイルスの侵入を食い止めるようにしましょう。
免疫力を高める
膣の中には常在菌がおり、この常在菌によって膣や子宮を守っています。免疫力が衰えると、常在菌のが衰え、雑菌が繁殖しやすくなってしまいます。
免疫力を高めるために、質の良い睡眠・食事・適度な運動を行うようにしましょう。
婦人科を受診する
時期によっておりものの量は変わってくるものですが、あまりにも量が多い場合や、臭いやかゆみが気になる場合には、婦人科を受診しましょう。
もしも異常があった場合には早めに対応することで、悪化や症状が長引くことを避けられます。生理前の気になるおりものはまずは様子を観察しよう生理前などの不快な症状の原因となるおりものは厄介だと感じることもあるかもしれません。しかし、体を守るため・命を育むためには欠かせないものなのです。
おりものの役割を理解し、不快な症状に対してうまく対処していくようにしましょう。
生理前のおりものが増えたことに不安を感じた場合には、まずはおりものの様子をしっかりと観察することが大切です。
形状・色・臭い・かゆみなどを観察して、もしも異常があった場合には、早めに婦人科を受診しましょう。
(監修:Doctors Me 医師)