あなたも気をつけて!お酒で眠るのがNGな理由 (2/2ページ)

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たばこの害はだいぶ認知されてきて、たばこの箱にも注意書きが書かれたり、喫煙マナーに関するコマーシャルが流れたりしていますが、お酒については、昔から百役の長ともいわれ、体に良い部分もある、コミュニケーション促進の手段になるなど、メリットが強調されています。テレビのコマーシャルでも、お酒の宣伝は多いです。しかし、怖い部分も持っているということを知っておいてください。やはり、食事をしつつ、楽しくお酒を飲む、晩酌するにしても、食事とセットで楽しむ、毎日は飲まない、というように、あくまで嗜好品として捉えるべきであろうと思います。ストレス発散のため、眠れないから睡眠薬の効果を期待して、という目的で飲むべきではないと私は思います。

アルコール依存症の話をすると、多くの人は、自分に関係の無い病気であって、自分はそんなに量は飲んでいないから大丈夫、と思われるようです。しかし、アルコール依存症になってしまった方も最初から毎日浴びるように飲んでいたわけではありません。きっかけとして、眠れないから寝つきを良くするために酒を飲むようになった、というのは非常に多いのです。眠れないから飲んだ、飲んだら眠れたから毎日飲むようになった、そのうちお酒の量を増やさないと眠れなくなった…というような段階を踏んで、体も心も、お酒無しでは休めないようになってしまったのです。「お酒で眠るのはNG!」もしあなたの身の周りの方で「酒を飲まないと眠れない」とか、「前は酒を飲んで眠れたのに、最近は飲んでも眠れないんだよ」などと言っている方がいたら、眠るためのお酒を続けることで逆に慢性的な不眠症になってしまうのだ、ということを教えてあげてください。

お酒は、辛いことから逃れるためだったり、眠れないときに眠るためのものなのでしょうか?私はやはり食事を美味しくしたり、気分を盛り上げて会話を促進したり、と、楽しむためのものであってほしいと思います。

執筆:医師・家庭医 石川 美緒

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