「哀愁のポルトガル」を感じる、ノスタルジックな世界遺産の街ポルトを歩こう (1/3ページ)
ポルトガル第2の都市で、ポルトガル発祥の地でもあるポルト。1415年以降、エンリケ航海王子の指揮のもとで、大航海時代の幕開けを担ったのもこの街でした。
「哀愁のポルトガル」を絵に描いたような歴史的な街並みは、「ポルト歴史地区」として世界遺産に登録されています。ノスタルジックな世界遺産の街ポルトを歩いてみましょう。
ポルトの街歩きの起点となるのは、1900年に建設された、サン・ベント駅。
およそ2万枚ものアズレージョ(装飾タイル)で彩られたサン・ベント駅の構内は、鉄道を利用しない人も必見。青のタイルで描かれた歴史絵巻を前に、ポルトガルの歴史と芸術を肌で感じることができます。
サン・ベント駅からほど近いところにあるのが、クレリゴス教会。
1749年に完成したバロック様式の教会で、76メートルの付属の塔はポルト随一の高さを誇ります。建物自体が坂の上にあるので、思った以上の高さ。塔の上からオレンジ屋根の建物が段々畑のように重なるポルトの街並みを堪能しましょう。
再びサン・ベント駅に戻り、ドウロ川沿いに向かう途中にあるのが、カテドラル。街を見渡す丘の上に建つ大聖堂です。もともとは要塞として建てられたというだけあって、堅牢な外観が印象的。