意外に知らない! 大学の授業料は平均でいくらぐらいかかるの?

これから大学進学を考えている方や、大学進学を決めている方のなかには、実際に大学の学費はどれくらいかかるのかわからない人もいるのではないでしょうか。大学は国立大学(国立大学法人)、公立(公立大学法人)、私立と分けられますね。大学に支払う授業料は国立・公立・私立によって異なっています。今回は授業料の平均金額についてご紹介します。大学の学費が実際にどのくらいの金額なのか、この機会に改めて知っておきましょう!
文部科学省が調査した「国公私立大学の授業料等の推移」というデータがあります。これを見ますと、平成26年度の国立大学・公立大学・私立大学の各授業料は下のようになっています。
・国立大学:53万5,800円
・公立大学:53万7,857円
・私立大学:86万4,384円
国立大学と公立大学はほぼ同じで、公立大学の方が「2,057円」だけ高くなっています。国立大学と私立大学の差は「32万8,584円」と、私立大学の方がかなり高いことが分かります。ただし、気を付けないといけないのは、これはあくまでも平均値であることです。
国立大学・公立大学の場合には、理系・文系など専攻分野で授業料が異なることはほぼありません(例外はあります)。ただし、私立大学の場合には専攻分野で授業料に大きな差があるのです。
同じ文部科学省の資料「平成26年度 私立大学入学者に係る初年度学生納付金 平均額(定員1人当たり)の調査結果について」によりますと、
●私立大学・文科系学部の授業料:74万6,123円
●私立大学・理科系学部の授業料:104万8,763円(文科系学部の1.41倍/+30万2,640円)
●私立大学・医歯系学部の授業料:273万7,037円(文科系学部の3.67倍/+199万914円)
●私立大学・その他学部の授業料:95万1,119円(文科系学部の1.27倍/+20万4,996円)
という具合に、文科系・理科系・医歯系・その他というかなり大きな分類でも授業料はこれだけ違うのです。また、これも平均値ですからさらに高額な授業料となっている私立大学ももちろんあります。
最後に、1975年(昭和50年)から2014年(平成26年)までの国立大学・公立大学・私立大学の授業料の推移を見てみましょう。

※記事末の文部科学省のデータを基に筆者が作成
1975年の授業料は、国立大学「3万6,000円」、公立大学「2万7,847円」、私立大学は「18万2,677円」でした。当時は公立大学は若干ですが国立大学より授業料が安かったのです。国立大学と私立大学を比較してみると、1975年には私立大学の授業料は国立大学の5.1倍。それが2014年には、国立大学「53万5,800円」、私立大学「86万4,384円」ですから、1.6倍となっています。「国立大学の授業料もずいぶん上がった」と言う人がいらっしゃいますが、このデータを見るとうなずけるのではないでしょうか。
いかがでしたか? 大学の授業料は国立大学・公立大学・私立大学で大きく違うことがわかりましたね。こんなに授業料がかかっていると思うと、大学の授業に参加する際の気持ちも引き締まるのではないでしょうか。また、これから進学先を決めるという方は、今回ご紹介した内容を参考に、進路を改めて検討してみてもいいかもしれませんね。
⇒データ出典:文部科学省 「国公私立大学の授業料等の推移」
http://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shinkou/07021403/__icsFiles/afieldfile/2015/12/25/1365662_03.pdf
⇒データ出典:文部科学省 「平成26年度 私立大学入学者に係る初年度学生納付金 平均額(定員1人当たり)の調査結果について」
http://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shinkou/07021403/__icsFiles/afieldfile/2015/12/25/1365662_01.pdf
(高橋モータース@dcp)