ラッパーのカニエ・ウェスト(39)が3万ドル（約310万円）もの大金をソファーに費やして、すぐに物置へと入れてしまったという。カニエはリフォルニア州カラバサスにある自宅の家具のためにほぼ全財産を費やしたものの、そのソファーなどを選んだインテリアデザイナーのサンディ・ガリンに高価な品々が気に入らないと告げたとして妻キムを怒らせたと言われている。

　ある関係者はニューヨーク・ポスト紙のページ・シックス欄に「カニエは家はいると、ガリンが買ってきたほとんどすべての家具を気に入らないと言って、返品するように要求したんです」「でも返品が聞かなかったので、物置に押し込むことになったんですよ」「それでカニエはまた大金を新しい家具に費やしていました」と話している。

　現在はアクセル・フォヴォルトを雇ったと言われているが、先日パリで銃を突きつけられる強盗事件の被害に遭った妻キムは自宅の準備の遅れに嫌気がさしてきていると言われている。前述の関係者は「カニエはかなりのお金を使い、全てに遅れを出させています。まだ家は入居できる状況になっていません。キムはパリのこともあって、とにかく自宅に落ち着きたいんです」と続けた。

　そんな中、デザイナーとしても活躍しているカニエはそのより良いものを求める絶え間ない要求と横柄な態度からファッション界でも怒りを買っているようだ。「彼はボロボロですよ！ファッション業界の全ての人は彼がクレイジーだと思っています。彼は成功している人から話を聞き始めたと思ったらその15分後には耳も貸さなくなり、違う人へと移っていくんです。しょっちゅう色んな人たちと喧嘩もしていますしね。アディダスとさえ喧嘩していましたよ」と前述の関係者は明かした。

　その一方でカニエに近しい人物はファッション界の重鎮からは一目置かれていると擁護している。友人の1人は「ファッション業界から嫌われていると言うのは完全に間違いです。彼の友人にはファッション界で最も影響力のある人たちもいますからね。アナ（ウィンター）、カリーヌ（ロワトフェルド）、デムナ（グバサリア）、リカルド（ティッシ）、バルマン、ベルナール・アルノーなどなどです。一部のファッション批評家がいつも彼を蹴落とそうとしているだけですよ」と話した。