三代目JSBの名前が…?日本有線大賞のノミネートめぐって物議

デイリーニュースオンライン

「Welcome to TOKYO」より
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 11月16日、TBSで12月5日に放送される『第49回日本有線大賞』の各賞が発表された。有線放送局に寄せられたリクエストデータをもとに各賞のアーティストが選ばれているものの、三代目J Soul Brothers from EXILE TRIBEの”レコード大賞1億円買収”報道も相まって、話題の人気アーティストが一部欠ける“ミステリアスな選考”が音楽ファンの間で物議を醸している。

■昨年は話題の三代目JSBが獲得

 同賞は、有線放送局に寄せられたリクエストデータなどをもとに各部門の優秀者を表彰するもの。第49回目を迎えた今年は、「新人賞」はブラジル人演歌歌手のエドアルド(32)、歌手の林部智史(28)、アイドルグループ・ふわふわの3組が受賞。話題賞にはRADIO FISHの『PERFECT HUMAN』とピコ太郎の『ペンパイナッポーアッポーペン(PPAP)』、特別賞には『海の声』を歌った桐谷健太(36)と紅白内定報道があったTHE YELLOW MONKEYが選ばれた。

 注目はなんといっても日本有線大賞。優秀賞に選ばれた8組のアーティストの中から1組の大賞を決定する。前回は、1億円買収疑惑が報じられた三代目JSBが獲得した。

 大賞候補となる「有線音楽優秀賞」には今回、AKB48や大月みやこ(70)、JUJU(40)、西内まりや(22)、西野カナ(27)、氷川きよし(39)、水森かおり(43)、三山ひろし(36)ら8組が選ばれている。そこに三代目JSBの名前はなかった。

 各受賞者がメディアを通じて発表されると音楽ファンが反応。「レコ大に負けず劣らずのお金の香り」「やらせくさい内容」などと不審感を募らせている。

「世間的に全く話題にならなかった西内の名前がノミネートされ、復帰した宇多田ヒカル(33)は選外。新人賞では、コアなファンにしか知られていないグループ・アーティストが選ばれ、YouTubeの再生回数が3000万回を突破して話題になった欅坂46の名前はなし。作品の良し悪しより事務所のパワーバランスやPRの意向から考えたほうが理屈が通る。『あくまで有線のデータを集計した結果だ』と言うならそれまでだが、ミステリアスな選考だ」(報道関係者)

 紅白歌合戦やレコード大賞など、12月恒例のイベントの先陣を切るようにして始まる日本有線大賞。有線のリクエストデータと世間の評価の間には、多少ズレがあるということか。

文・海保真一(かいほ・しんいち)
※1967年秋田県生まれ。大学卒業後、週刊誌記者を経てフリーライターに。週刊誌で執筆し、芸能界のタブーから子供貧困など社会問題にも取り組む。主な著書に『格差社会の真実』(宙出版)ほか多数。
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