流行語大賞に異変あり?例年よりも”サヨク偏向”が減少した背景 (2/2ページ)

デイリーニュースオンライン

■サヨク流行語から脱却?

 これまでの流行語大賞といえば、昨年の<トリプルスリー>に代表されるように、「それ、どこで流行ってたの?」と言われることが恒例。そして、これも昨年の<アベ政治を許さない><SEALDs>や、2014年の<集団的自衛権><ダメよ〜ダメダメ>(注4)など、露骨なまでに偏向した言葉を選ぶのもルーティンと化していた。

 その度に「サヨク流行語大賞と名称を変えろ」など、厳しい批判を浴びせられてきた(注5)。が、今年は<〜日本死ね>こそ伝統を守って品性下劣だが、全体的におとなしくなった印象は否めない。昨年、猛批判を浴びたことが、さすがに堪えたか? 

 これで<サヨクのおもちゃ>や<団塊世代御用達>との誹りから脱却できるならば、ご同慶の至りなのだが——。冷静になれば、「選ばれるべき」言葉が抜けていることにも気付く。

 昨年は流行語大賞の選考委員長まで務めた鳥越俊太郎氏(76・注6)が、都知事選前後に突っ込まれまくった<公約とかはできてません><私は昭和15年生まれで、終戦(昭和20年)の時、20歳でした><ネットはしょせん裏社会>…これら(他にも数多ある)妄言の数々。

 同じく選考委員だったやくみつる氏(57)がポケモンGOユーザーに言い放った<心の底から侮蔑します>。

 その鳥越氏を(都知事選で)応援していた蓮舫氏(48)のウソの数々。一言に集約すれば<二重国籍>か。

 その蓮舫氏と野党共闘(注7)した、共産党の藤野政策委員長(当時)が防衛費について言い放ち、国民の猛反発を呼んだ<人を殺すための予算>。

 流行語大賞が例年よりおとなしいのは、お仲間たちの偏向しまくった妄言・失言への矛先をかわすためか? そんな疑念も湧いてしまうのだ。

 この中からベスト10と大賞が選出されるのは12月1日。政治的な思惑優先の<ゲス流行語>ではなく、<流行ファースト>な<シン・流行語大賞>となっていれば幸い。

(注1)川谷絵音…バンド<ゲスの極み乙女。>ボーカル。情は薄いがツラの皮は厚い。
(注2)別のペア…サッカー日本代表の長友佑都と女優・平愛梨のカップル。
(注3)30の言葉…言葉というか、単なる名称の場合も多い。
(注4)<〜自衛権><ダメよ〜>… 並べて読ませることを狙った。
(注5)厳しい批判…筆者もその一人。
(注6)鳥越俊太郎…妄言に関しては<神ってた>。
(注7)野党共闘…<ゲス不倫>みたいなもの。


著者プロフィール


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コンテンツプロデューサー


田中ねぃ


東京都出身。早大卒後、新潮社入社。『週刊新潮』『FOCUS』を経て、現在『コミック&プロデュース事業部』部長。本業以外にプロレス、アニメ、アイドル、特撮、TV、映画などサブカルチャーに造詣が深い。Daily News Onlineではニュースとカルチャーを絡めたコラムを連載中。愛称は田中‟ダスティ”ねぃ

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