米倉涼子の魅力だけじゃない?テレ朝「ドクターX」失敗しない舞台裏を総直撃!(1)「これなら米倉さんっぽい」 (2/2ページ)
「米倉さんの医者ものは、ずっとやってみたかったんですが、『いい大学を出たエリートで、頭がよくて論文も書いて』みたいな一般的なお医者様のイメージに、米倉さんをどうしてもハメ込めなかった」
視聴率請負人である内山氏は過去にも、「松本清張 黒革の手帖」(04年)や「交渉人~THE NEGOTIATOR」(08年・09年)、「ナサケの女~国税局査察官~」(10年)などで幾度も「主演・米倉」とタッグを組んでいる。悩んだ末に思いついたのは、自身が手がけた「家政婦は見た!」や「必殺仕事人」だった。
「どこかから派遣されて、白い巨塔に腕一本、技術一つで挑んでいくフリーの医者──という設定を考えて、『これなら米倉さんっぽいな』ということでテーマが決まったんです」
テレビ業界では50歳以上の男性視聴者を「M3」、女性視聴者を「F3」と呼び、数字を取るためにこの層を狙う。はたして「ドクターX」も、ありがちな数字獲りをしているのか──。
「何でこんなに愛されるのか、本当のところは私にはわかりません。もちろん作り手としては、おもしろいものを、と思ってやります。F3やM3だけをターゲットにしているわけでもないのです。ただ、大門未知子という、組織の中にいたら嫌われる、友達にはなりたくないタイプのダメな人間像を、視聴者の方が『痛快だ』と受け取ってくれたことはあるかもしれません」(前出・内山氏)
そう笑いながら謙遜する内山氏だが、ドラマスタート前から、緻密な「作り込み」が行われていた。