本命のAAAは罰ゲーム?強行開催する日本レコード大賞の”ドタバタ劇”

デイリーニュースオンライン

AAA「涙のない世界」より
AAA「涙のない世界」より

 11月17日、第58回『日本レコード大賞』の各賞が発表された。宇多田ヒカル(33)や桐谷健太(36)、ピコ太郎ら話題の人物が各賞を受賞した一方、昨年のレコード大賞を1億円で買収したと『週刊文春』(文藝春秋)に報じられたLDH所属の三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBEは落選。ネット上で話題になり、問題の大賞に関しては一部で「受賞したくないだろうな」などという声もあがり、もはや罰ゲーム扱いだ。

■1億円買収疑惑はスルー…強行開催が決定

 1億円買収疑惑で嫌が応でも注目が集まっているレコード大賞。流行語大賞にもノミネートされた“文春砲”を、あたかもスルーする格好で開催が決定した。

 大賞候補の優秀作品賞も決定。宇多田や桐谷、いきものがかり、西内まりや(22)、西野カナ(27)、AAA、氷川きよし(39)、坂本冬美(49)、AKB48、きゃりーぱみゅぱみゅ(23)の10組が選ばれた。近年のレコード大賞の常連だったLDHは1組も優秀賞に入らなかった。

「LDHのグループの落選は当然といえば当然だが、レコ大自体は中止しないし、意味深。主催サイドの無言の意志を感じる」(報道関係者)

 公式サイトでは、今回から各審査委員会委員長の講評を掲載。「優秀作品賞・新人賞委員会」の委員長の笹森文彦氏(日刊スポーツ)のコメントなども発表。「バーニングプロダクションの意向に逆らえない」として、買収に関与した疑いがあるマスコミ各社の選考委員の処遇に関しては何も発表されていない。

 そんな状況下で、注目の1組がAAAだ。本サイトでも以前お伝えした“大賞購入”説や”受賞慎重”論が入り乱れるも、まずオリコンシングルランキング最高5位の52ndシングル『涙のない世界』で優秀作品賞に食い込んだ。そのため「今年はAAAで決定」と皮肉まじりのコメントも出てきている。

 また一部視聴者の間では、大賞自体の評価がダダ下がり。「あえて受賞したくないだろうなこれ。100%変な目で見られて好感度下がりそう」「誰も欲しがらなそう」などと罰ゲーム扱いだ。

「1億円買収が報道されて以来、レコ大はすっかりイメージが悪くなった。それなのに状況を刷新した様子はあまり見当たらない。場合によっては、今年の大賞受賞者はファンに『買収した』と疑われかねない。今さら誰が欲しがるのか」(前出・報道関係者)

 12月30日にTBSで生放送される『レコード大賞』。醜聞まみれの大賞は一体誰が獲得することになるのか。ネットで炎上騒ぎにならないことを望むばかりだ。

文・海保真一(かいほ・しんいち)
※1967年秋田県生まれ。大学卒業後、週刊誌記者を経てフリーライターに。週刊誌で執筆し、芸能界のタブーから子供貧困など社会問題にも取り組む。主な著書に『格差社会の真実』(宙出版)ほか多数。
「本命のAAAは罰ゲーム?強行開催する日本レコード大賞の”ドタバタ劇”」のページです。デイリーニュースオンラインは、レコード大賞三代目 J Soul BrothersAAALDHエンタメなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る

人気キーワード一覧