大ヒットでもメディアが黙殺?能年玲奈のアニメが”封印”の異例事態

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長編アニメ「この世界の片隅に」公式サイト
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 年明け早々に大きな輪話題となった、SMAPの独立騒動。独立ではなく解散という結果になったが、仮に独立していたらどうなっていたのだろうか? 事務所独立の怖さを感じさせる事件があった。それが、NHK朝の連続ドラマ小説『あまちゃん』でブレイクした能年玲奈こと“のん”(23)の初声優主演映画『この世界の片隅に』だ。

「『この世界の片隅に』は、絵を描くことが好きな“すず”が、空襲などで大怪我をしながらも、夫ともに必死に生きる姿を描いた戦後のドラマが描かれています。のんさんは役作りを極め、『あまちゃん』のときのように憑依しきって、完璧な声の演技をつとめています。ですが、この映画は広島国際映画祭で『ヒロシマ平和映画賞』を受賞したにも関わらず、ほとんど報道されていないのです」(芸能関係者)

 これは、“のん”の独立トラブルが関係しているのだろうか?

「報道しないように事務所がわざわざ圧力をかけていることはないと思います。また、そもそもこの映画は大きな規模ではなく、上映前からニュース性に富んでいるかというとそうではありません。ただ、試写を見れば名作であることは一目瞭然。それでも報道が多くないのは、“のん”のニュースを取り上げるのを自主的に敬遠しているメディアが多いのでしょう。“大作でもないし、あえてとりあげなくてもいいニュース”という体で、今後もメディアからは完全に封印されるでしょう」(前出・関係者)

■もしもSMAPが独立していたら…

 SMAPがもしも1月の時点で独立していたら、“のん”と同じ運命になっていたのだろうか。

「SMAPがあの時点で独立していたら、仕事のオファーが来ることはあったとしても、今と同じようにはいかず、メディア露出は激減していたでしょう。現在、一度は独立を画策したSMAPメンバーにも仕事があるのは、騒ぎが大きくなったため、飼い殺しにしづらくなったからです。それでも独立して芸能関係の仕事を続けるのであれば、膨大な根回しは必要不可欠。能年の場合はそういった業界のルールをあまりに無視しすぎたのが現状を招いた要因です」(前出・芸能関係者)

 2017年、解散後のメンバーは再び事務所残存と独立の間で揺れるのだろうか。ジャニーズに飼い殺しにされるよりは、自由に羽ばたいて欲しいと願うファンも多いはず。”のん”の二の舞は避けてほしいものだ。

文・阿蘭澄史(あらん・すみし)
※1974年滋賀県出身。フリー記者。某在京スポーツ紙の契約記者を経て、現在は週刊誌等で活躍中。主な著書に『真相!アイドル流出事件簿』(ミリオン出版)、『事務所をクビになった芸能人』(竹書房)、『芸能人のタブー』(宙出版)など。
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