若い女性に多い過呼吸症候群 紙袋をあてる応急処置は間違い!
ストレスの多い現代社会。大人に限らず、現代では子供たちもさまざまなストレスを抱えているようです。 10代の女の子にも多いといわれる
過換気症候群という症状を耳にしたことがありますか? もしかしたら身近な人にもいるかもしれない過換気症候群という病気について紹介します。
必ず落ち着くということを理解する 過換気症候群の発作は間違った対応をしなければ必ず落ち着きます。まずは、そのことを知っておくことが大切です。 精神的なストレスの大きさによって、自律神経系の異常が起きていること、息ができないように錯覚しても、体内の酸素は問題ない数値であることを知っておきましょう。
深呼吸ではなく浅い呼吸をする 過呼吸になるということは、血液中の二酸化炭素を酸素に交換する作用が盛んにおこなわれているということです。 血液中の二酸化炭素が低下し血液がアルカリ性になると、様々な器官で症状がでます。意識がぼーっとしたり、手足がしびれたりなどです。 そして、その症状の辛さから呼吸ができないと錯覚するため、焦って深い呼吸をしようとしがちですが、実際には浅い呼吸のほうが適しています。 呼吸ができていないのではなく「しすぎている」ため、多少少ないくらいの呼吸のほうが、二酸化炭素が血中に残存するため、正常な濃度に近づくとされます。
抗不安薬を飲む 過換気症候群は精神的な問題から生起し、また発作への不安や恐怖はさらに悪影響を与えます。そのため、抗不安薬を飲むことで緊張感を和らげることもひとつの方法です。 しかしながら、発作は必ず治まるものですから、必ずしも処方されるものではありません。 発作が起きたときに飲もうとすることは大変危険ですので、発作が起きるかもしれない、起きそうというときに服用します。 なぜなら呼吸のリズムは、飲み込み(嚥下)とも大きく関係しているため、発作が起きて呼吸のリズムが乱れているときに薬を無理に飲もうとすると、薬を誤嚥し窒息してしまう可能性があるためです。
簡単な会話をしよう 過換気症候群では周囲の人の対応も大切です。まず、一緒に慌てないでください。そして、簡単なやりとりをすることで、発作が起きている人から声を引き出しましょう。 何故なら「話す」ということは、自然と息を吐いていると同様ですから、呼吸のリズムを整えていくことになります。
簡単な会話をしよう 過換気症候群では周囲の人の対応も大切です。まず、一緒に慌てないでください。そして、簡単なやりとりをすることで、発作が起きている人から声を引き出しましょう。 何故なら「話す」ということは、自然と息を吐いていると同様ですから、呼吸のリズムを整えていくことになります。紙袋をあてるは間違い! 素人はやらないで! 以前は、過換気症候群の発作に対して小さな紙袋やビニール袋を渡すことが対応として紹介されたり、ドラマなどの場面でも用いられたりしていましたが、現在は止められています。 この方法はペーパーバック法と言われ、吐き出した息に含まれる二酸化炭素をもう一度吸うことで体内の二酸化炭素量を増やす目的でした。 しかし、二酸化炭素を過剰に吸収することでの症状(頭痛、吐き気、意識消失など)を招くことがあり、死亡事故も起きています。 そのため、医療機関で酸素濃度を測定しながら行うのはともかく、一般的な人が行う対処法としては推奨されません。過換気症候群は正しい対応をすれば必ず落ち着く。過換気症候群の発作は大変苦しく、また苦しそうにみえるため焦ってしまいますが、実際には確実に落ち着く発作です。 誤った対応で悪化させないことが大切です。 (監修:Doctors Me 医師)