一瞬の判断力が求められる面接の現場。瞬時に妙案が浮かび「これはうまくいった！」ということもあれば、「ミスったなぁ……」とうちひしがれながら会社をあとにすることだってあるでしょう。泣いても笑ってもその面接はそのときだけ。よくできたという面接ばかりが理想ですが、先輩を見ているとそううまくはいかないようです。そこで今回、エピソードのチョイスミスった！と思う面接失敗談について内定をもらった大学生に聞いてみました。

■面接の受け答えで「エピソードのチョイスをミスった！」と思った失敗談を教えてください。
●趣味

・ウイスキーを飲むことを言った。あまりその会社にお酒が好きな人が多いわけでなかった（男性／21歳／大学4年生）
・散歩と言ったら、なぜですか？ と聞かれていい返答ができなかった（女性／22歳／大学4年生）
・競馬と言った。あまりイメージがいいと感じない（男性／22歳／大学4年生）
・AKB48好きと言った。オタクだと思われた（男性／22歳／大学4年生）

●人生で一番がんばったこと

・初めて彼女ができたことを言ってしまった（男性／23歳／大学院生）
・サークルの話をしたけど、大してがんばってなかったから（男性／24歳／大学4年生）
・難しいゲームをクリアしたことを言ってしまった（男性／24歳／大学4年生）
・あまり話が広がらないエピソードを話してしまった（女性／21歳／大学4年生）

●学生時代に一番がんばったこと

・チームでのがんばりを答えてしまい、自分のアピールが足りなかった（男性／23歳／大学4年生）
・料理にしてしまい、そこからなにも突っ込まれなかった。相手も予想外で困っていた（女性／21歳／大学4年生）
・英検2級に合格したことを言ってしまった（男性／22歳／大学4年生）
・教育実習。なんで教員にならないかの説明にてこずった（男性／21歳／大学4年生）

●失敗談

・英語をやらなかったことを答えた。特におもしろみもないし、つまらなそうな空気にさせてしまったから（男性／22歳／大学4年生）
・失敗談はありませんといってしまった（女性／22歳／大学4年生）
・面接練習でしていなかった質問だったから（男性／24歳／大学院生）
・失敗はないと答えてしまった（男性／22歳／大学4年生）

●短所

・短所は飽きっぽいところだとバカ正直に言ってしまった（女性／22歳／大学4年生）
・的を射ていない答えになってしまった（男性／23歳／大学院生）
・欠点を聞かれ、素直に遅刻癖です、と言ってしまった（女性／22歳／大学4年生）
・うっかりマイナスになるようなことが口に出てしまった（女性／22歳／大学4年生）

●その他

・一日100時間でも残業ができますよと言ったら「1日は24時間だよ君、ふざけているの？」と言われた（女性／24歳／大学院生）
・他社の選考の話を正直にいった。社員が嫌な顔をしていた（女性／22歳／大学4年生）
・盲目的な志望理由を言ってしまった（女性／24歳／大学院生）
・昨日の夜ご飯は何かと聞かれて「エビフライ」と答えてしまった。子ども過ぎると思われたかもしれないから（男性／22歳／大学4年生）

「学生時代にがんばったこと」という質問に苦心した経験がある人は多かった様子。サークル、部活、勉強、バイト………、どれをピックアップするか判断に迷うところですが、一番エピソードが話しやすいものを選ぶようにしましょう。

いかがでしたか？ どんなに準備していても、面接はそのときに話したエピソードが勝負な部分もあります。予想外の質問に予想外の回答をしてしまった……そんなことも多々あるかもしれませんね。そういったときのために、話をうまく方向転換できる力を身につけておきましょう。その力をもしかしたら面接官が買ってくれるかもしれません。

文●ロックスター小島

マイナビ学生の窓口調べ
調査日時：2016年11月
調査人数：内定をもらった大学生男女249人（男性99人、女性150人）