秋津壽男“どっち?”の健康学「“脳血管疾患”と“ガン”は発見可能か。50代になったら受けるべき検査はどっち?」 (2/2ページ)

アサ芸プラス

ある年に脳腫瘍も脳動脈瘤もなければ、5年後に見つかっても十分間に合いますが、ガン検診は受けだしたら毎年受けないと不安になります。

 ただし、ガン検診も、とりあえず1回は受けておく価値があります。

 ガン検診の第一段階はいわゆる「フルコース」ですが、「あなたは大腸ガンの可能性があります」「あなたは胃ガン予備軍です」とわかれば、第二段階の検査で大腸や胃などリスクの高い部分に検査をしぼれます。大腸カメラの結果、異状が見つからなければ、「10年したらもう1回受けましょう」で十分でしょう。

 自分がガンになるとしたら、どこの部位のリスクが高いか、1回調べておけば安心できます。

 ガンが遺伝であることがわかっている以上、身内(特に父と母)がガンになった人は受けておくべきです。誤解されがちですが、いわゆるガン家系というのはなく、わかりやすく言えば「大腸ガン家系」「胃ガン家系」「膵臓ガン家系」「肺ガン家系」があるのです。

 母が56歳で乳ガン、母の母が卵巣ガンで亡くなったアンジェリーナ・ジョリーさんは、発病前に乳ガン予防のため乳房の切除手術を受けましたが、それも、母と祖母の二代にわたる遺伝子系のガンにより、リスクの高さを自覚したからです。

■プロフィール 秋津壽男(あきつ・としお) 1954年和歌山県生まれ。大阪大学工学部を卒業後、再び大学受験をして和歌山県立医科大学医学部に入学。卒業後、循環器内科に入局し、心臓カテーテル、ドップラー心エコーなどを学ぶ。その後、品川区戸越に秋津医院を開業。

「秋津壽男“どっち?”の健康学「“脳血管疾患”と“ガン”は発見可能か。50代になったら受けるべき検査はどっち?」」のページです。デイリーニュースオンラインは、脳ドックガン検診週刊アサヒ芸能 2016年 11/24号“どっち?”の健康学秋津壽男社会などの最新ニュースを毎日配信しています。
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