高齢者に多い誤嚥性肺炎…発症前に覚えておくべき予防対策リスト (2/3ページ)
誤嚥性肺炎セルフチェック ・食事に時間がかかるようになってきた ・口の中に食べ物が残ったまま、なかなか「ごっくん」できない ・喉の当たりでゴロゴロという音がしている ・色のついた痰がでる ・水分でムセることが多くなった ・口の中の左右どちらか片方に食べ物のカスが溜まっている ・食べているものや唾液が唇の端からこぼれてくる ・胃液が口の中へ逆流している ・口の中がいつも乾いている誤嚥性肺炎の原因食べ物や飲み物を脳が認識してから、口の中へ摂り込み、咀嚼して唾液と混ぜて飲み込むまでの一連の過程を嚥下といいます。 また、咀嚼して細かく砕いた食べ物を喉の方へと送り込み、「ごっくん」と飲み込みが行われる反射を嚥下反射といいますが、高齢者では加齢や脳血管障害(脳梗塞、脳出血)、神経疾患(パーキンソン病など)などで、口腔機能の低下や嚥下反射が遅れがちとなり、「ごっくん」のタイミングがずれやすくなります。 気管に食べ物が誤って入れば、通常は気管の中に入ったものを外へ出そうと咳き込む「ムセ」が起こるのですが、高齢者や脳や神経の疾患がある場合は、この「ムセ」が起こる反射も低下しており、ムセないまま細菌と一緒に気管へと食べ物や飲み物が入り込んでしまうことがあります。 寝ている間に唾液が少しずつ肺の中に流れ込むこともあります。胃から逆流した胃液なども気づかないうちに気管へと入っていることがあります。 老化によって胃の入り口が緩むことや、腰が曲がって円背姿勢となっていることで胃液が逆流しやすい状態になっており、気管に流れ込むことがあるのです。肺の中へと入り込んだ細菌は、肺の中で増えて炎症を起こします。誤嚥性肺炎の治療
嚥性肺炎の治療は、細菌を殺す抗生物質での治療が行われます。しかし、抗生物質で死滅しない最近も増えてきており、薬が効かずに重症化してしまうことも多くみられます。 ステロイド剤を使用することもあります。重症化して酸素が低下すると、酸素吸入や呼吸不全を起こすと人工呼吸器を付けることもあります。