【プロ野球】男気。DH解除……。週刊野球太郎ライターが選んだ「単語・言葉」で振り返る2016年のプロ野球 (2/2ページ)

デイリーニュースオンライン

■遺言じゃありません

 日本ハム関連としてはもう一つ、引退を決めた武田勝の「俺のために優勝しろ」も外せない。

 世間的にはあまり浸透していないと思うが、優勝争いの最中のベンチには武田のメッセージが書かれた貼り紙があり、Tシャツもあり、常に日本ハムナインとあり続けて心の支えになった。

 それから日本一になれたのは、「俺のために日本一になれ」に書き換えたことも大きかっただろう。

 しかし黒田が同じような言葉を言っていたら、日本一の行方はどうなっていたのか……。ちょっと気になる。

■恨み節……かもしれない

 プレーの面で外せないのはこの言葉、「コリジョンルール」。今年から採用された本塁における捕手と走者の衝突を防ぐためのルールだ。

 クロスプレーが減少することで「野球の醍醐味が削がれる」と指摘されているが、不要なケガを減らすという意味では成功だったと思う。

 ただ、抗議があった際はビデオ判定をする必要があり、頻繁に試合が止まった印象があるので、ファンとしては興ざめしてしまう。

 判定が覆るか否かのドキドキを味わうのも一興ではあるが、どうにかならないものかとも思う。というのも、筆者がコリジョンルールに泣かされた西武ファンだからだろうか。

■アナタが考える今年の野球語は?

 筆者的には以上が引っかかったのだが、みなさんはいかがだろうか?

 今年の野球界を振り返るという意味でも、自分の印象に残っている単語・言葉を考えてみると面白いと思う。

 ちなみに「神ってる」はテレビのコマーシャルでも使われているので、新語・流行語大賞受賞のチャンスはあると思うのだが……。今はまだ神のみぞ知るというところか。

文=森田真悟(もりた・しんご)

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