能年玲奈「のん」騒動にアニメ作品「この世界の片隅に」が引っ張られている件|やまもといちろうコラム (2/3ページ)

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■能年玲奈にはリスクが付きまとう

 これらの騒動の何が問題かといえば、要は「芸能人はイメージを売る仕事」であり「契約期間は長期に渡るため、何かあれば損害賠償に簡単に発展するリスクを事務所は伴う」ということでもあります。ベッキーでいえば、ゲスの極み乙女。のボーカル・川谷絵音(27)との不倫騒動で広告にてキャラクター起用されていた企業から契約の解除だけでなく損害賠償を求められ、一説には3億円を超える(仕事内容の割に)巨額な費用負担を所属事務所のサンミュージックが負担した、という事例があります。能年玲奈が若く社会常識がまだまだこれから身につく歳であるとはいえ、芸能人として一番大事な20歳前後の時期に大口の映画やドラマ、広告キャラクターで本人の独立問題や騒動があれば、それは事務所として「いくらいま人気があっても能年玲奈は売ることそのものがリスクになる」と考えても不思議はないでしょう。

 その後、この独立騒動もあったため、今回『この世界の片隅に』の主人公担当の声優として熱演をふるった能年玲奈について、テレビで報じられない、これは事務所の圧力があったからだぐらいの話題が乱舞するわけです。また、オフレコと称して先日この映画の関係者が揃って新宿ロフトプラスワンで「ぶっちゃけ話」をしたようですが、実際にキー局を含めたテレビ局の側から言うと、レプロの誰からも、何の圧力も現場にかかってません。また、大手事務所への配慮がどうという話があるようですが、封切りの時点では何もなかったようで、ただ能年玲奈が「のん」への改名騒動もあったため、わざわざそのネタに絡めて声優としての出演映画の宣伝をするのも筋が悪いという程度の認識しかなさそうでした。そもそも配給会社からも制作からも、これといった営業が来ていない状態です。

 で、話題になっているので取材依頼をかけると「監督は呉にいるので、すぐには対応できません」と言われてしまったとのことで、宣伝の側からするとどうもなあ、と思うわけであります。こういう状況であるならば、せいぜい映画ランキングの中で「『この世界の片隅に』は健闘してますね」ぐらいの話しかできません。

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