能年玲奈「のん」騒動にアニメ作品「この世界の片隅に」が引っ張られている件|やまもといちろうコラム (1/3ページ)

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長編アニメ「この世界の片隅に」公式サイト
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 山本一郎(やまもといちろう)です。改名したいのはやまやまですが、なんだかんだで自分の名前などどうでも良くなっている自分の精神の太さに驚愕です。

 ところで、先般の能年玲奈(23)の大手芸能事務所「レプロエンタテインメント」契約解除騒動と、それにまつわる改名や仕事についてのあれこれは相変わらず話題になっているようです。一連の問題は、本人にとっても事務所にとっても不幸なことだと思いますが、ことの詳細はノンフィクションライターの田崎健太さんが決定版ともいえる記事を書いておられたのでご参照ください。

能年玲奈が「のん」になって得たものと失ったもの

 個人的には、『週刊文春』(文藝春秋)が能年玲奈側に立ちレプロ側の言い分を丸ごと落として報じたため、一方的に「芸能界コワイ」という話になってしまいました。その結果、今回のように能年玲奈干され騒動に発展したのも宜なるかなと思う次第であります。もちろん、あの段階ではレプロもあまり積極的に取材に応じていなかったこともあり、能年玲奈かわいそうという話に世間が流れるのも仕方がないのかなと思うところはあります。

 ぶっちゃけ、能年玲奈は若くして芸能界で成功をし、これから頑張っていこうという矢先の出来事で、芸能事務所も営業をするにあたって独立騒動を起こしたからには「ほかのタレントに示しがつかない」とか「過去に培った実績や信頼で取れている仕事を自分だけの実力だと勘違いされてはたまらない」という事情から、事務所として強く出ざるを得ない事情はあるのでしょう。また、一部報道にもあった通り、能年玲奈が特定の女性や弁護士に「洗脳」されたというような派手な話はないにせよ、一般的な業務で「弁護士を通さなければ話が進まない」あるいは「信頼回復のための一対一の話し合いの場に応じない・出てこない」のでは、事務所としても能年玲奈を営業することはできないでしょう。

 今年は特に、ベッキー(32)騒動やSMAP解散などもあり、芸能とビジネスの間の難しさは特に知られるようになりました。いまも、ジャニーズ事務所が自社のコンサートのチケット流通を巡ってmixi傘下の大手チケット仲介のチケットキャンプに騒動を仕掛けるという話も出てきています。いままで以上に、芸能を含むエンターテイメントとマネジメントをする事務所の関係は複雑になってきていると言えます。

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