色んな種類がある乳がん 複雑に絡む分類基準からどのように治療する? (2/3ページ)
パジェット病
これまでの4つのがんとは異なり、乳輪や乳頭部の皮膚にただれや湿疹、痛みやかゆみといった症状がみられます。視診でも観察しやすく、比較的予後も良いとされています。 ホルモンレセプターやたんぱく質レセプターによる分類がん細胞がもっている分子によっても分類ができます。
ホルモンレセプター
ホルモンレセプターによる分類では、細胞が女性ホルモンを受け取る窓口のホルモンレセプター分子の有無で、がんを分類します。乳腺の組織は、卵巣から分泌される女性ホルモンを受け取り乳腺細胞を大きくしています。
がん細胞がこのホルモンレセプターを持っていると、女性ホルモンの影響を受けて増殖するのです。一方、女性ホルモンを減少させる治療を行えば、がん細胞の増殖も抑えることに繋がります。
HER2レセプター
HER2レセプターは特殊なレセプターです。まだ明らかになっていないことが多く、具体的に何の物質が刺激を与えるのかは判明していません。
HER2レセプターを持っていると、何らかの因子で刺激を受けてがん細胞が増殖します。このHER2レセプターの有無でもがんを二分できます。 病期による分類(TNM)がんの進行度については「ステージ」という言葉をよく耳にします。
腫瘍の大きさ(T)、リンパ節への転移(N)、他の臓器への転移(M)によって分類されるTNM分類を元にしており、ステージ0~ステージⅣまでの5段階に分類されます。
しこりのサイズ
しこりの大きさは、しこりがないレベルから、直径が2~5cm、5cm以上、大きさを問わないレベルと5段階に分けられます。
リンパ節への転移
リンパ節への転移は、なしの場合、わきの下への転移、わきの下と胸骨の横への転移、わきの下と胸骨の横および鎖骨の上下への転移と4段階に分けられます。
他の臓器への転移の有無
臓器ごとの分類はなく、他の臓器への転移の有無のみで二分されます。