乳がんに対するホルモン治療法 知っておきたい内容と副作用 (2/3ページ)
それでも5年間の服用で40%以上の再発を防ぐといわれています。
ほぼすべての患者が飲む内服薬
ホルモン治療薬には注射にしろ内服薬にしろさまざまな薬が使われています。その中でほぼすべてのホルモン治療を必要とする患者に適応されるのがタモキシフェン。
これは1日1回、5年服用が決まりとされています。これは再発率も半分近くに減少すると言われる治療法。女性ホルモンを受け入れる「受容体」をブロックしますので、効果が認められます。
皮下注射
もう1つの治療が皮下注射。この目的は卵巣機能を抑制するため。ゾラデックスもしくはリュープリンといった薬を注射します。
この注射の間隔はゾラデックスが4週に一度、リュープリンが12週に一度です。治療に必要な期間は2~3年とされています。
これら内服と注射を併行して行うこともあります。
ホルモン治療による副作用
精神的なつらさ
イライラしやすくなったり、うつ症状が見られたりします。また感情のコントロールができず、急に波が出て来たりするともいわれています。
また、眠りが浅くなるともいわれています。さらに治療期間が長いので治療そのものを辞めたいと医師に頼み込む方もいるそうです。
体にも影響
「ホットフラッシュ」といって、いきなりのぼせたり、カーッと熱くなったり、汗が噴き出したりします。それは家にいるときや電車の中などどの生活シーンでも起こりえる症状。
また体重増加が見られるのも副作用の1つ。ただしホルモン治療で体重が増えるかどうかは医師の見解がわかれるところといわれています。
ほかにもある副作用
・目まいや肩こり、関節痛、腰痛、月経異常や食欲不振など
・長く治療していると血の塊で血管が閉塞する「血栓症」や、顔に脂肪が沈着して丸くなる「満月様顔貌」(まんげつようがんぼう)が見られることもあります。