サンスポ、水戸正晴の万券を生む血統論「アスカノロマンが巻き返す!」 (2/2ページ)

アサ芸プラス

また7歳以上も、これまで2着1回のみで、古株には肩入れすべきでないことがわかる。

 こうしたデータをもとにあらためて顔ぶれを見てみる。アウォーディーを筆頭としてコパノリッキー、サウンドトゥルー、タガノトネールといった人気どころは、いずれも6歳馬。

 では、5歳馬はどうか。4頭出走してくるが、評価は前述した6歳馬ほどではない。肉体的に見て今がピークなら、データからいってもその5歳馬に目を向けるのが筋。穴党としてもうなずけるところで、評価がやや下がった感のあるアスカノロマンに最も期待を寄せてみたい。

 前走のみやこSは2番人気に支持されながら見せ場なく14着。しかし、だからといって軽く見るべきではない。前走は前々走に比べて体重14キロ増。減っていた体重が元に戻ったのだが、馬体に締まりがなかった。状態がイマイチだったうえに、勝負どころで不利を被り、最後は勝負を諦めた感じだった。

 が、今回は休み明け3戦目。この中間、大幅な良化ぶりを見せている。1週前の追い切りは実にリズミカルで、馬体に張りが出て好気配だった。

「本来の姿を取り戻してきた」とは川村調教師はじめ、厩舎スタッフが口をそろえるところ。であるなら巻き返しがあっていい。

 中京は東海S(GII)勝ちを含めて2戦2勝と相性抜群で、距離の1800メートルもベスト。この春のGIフェブラリーSでは僅差の3着。能力が見劣りせず走れる条件がそろっているとあっては、狙わない手はない。

 世紀の名馬ノーザンダンサー、名牝コスマー(3年連続で米国女王に輝く)、ヘイロー(サンデーサイレンスの父)が近親、一族にいる超良血。良馬場条件に大きく狙ってみたい。

 穴中の穴はモンドクラッセだ。こちらも5歳馬で、重め残りの前走を使われて状態一変。スムーズに先行できるようなら大駆けがあっていい。

「サンスポ、水戸正晴の万券を生む血統論「アスカノロマンが巻き返す!」」のページです。デイリーニュースオンラインは、週刊アサヒ芸能 2016年 12/8号アスカノロマンチャンピオンズC水戸正晴競馬スポーツなどの最新ニュースを毎日配信しています。
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