中居正広「文春は敵」の真意とは?担当記者が語る”SMAP解散の全内幕”

デイリーニュースオンライン

「週刊文春記者が見たSMAP解散の瞬間」より
「週刊文春記者が見たSMAP解散の瞬間」より

 今年、日本の芸能界を一番騒然とさせたと言っても過言ではないのは、SMAPの解散騒動だろう。一度は免れるも、メンバーの強い反対で決定してしまった解散に対し、様々な噂話や憶測が飛び交った。よほど関心が高いのだろう、SMAP解散に関する本は12月に10冊以上出版されるという。

 しかし、その中で唯一、SMAPのメンバーに直当たりをし、解散の軌跡に迫った一冊がある。『週刊文春記者が見たSMAP解散の瞬間』(文藝春秋)だ。これを記した『週刊文春』 のSMAP担当記者・鈴木竜太氏は「始まりのきっかけはメリー喜多川副社長(89)へのインタビューだった」と語る。

「僕たちがSMAPの取材をはじめたのは2015年1月、ジャニーズ事務所で行ったメリー副社長への5時間にも及ぶインタビューがきっかけです。メリー副社長とのやりとりの様子は本に記してありますが、事務所のトップが突然『SMAPは踊れない』と発言したり、元チーフマネジャーの飯島さんを呼び出して目の前で叱りつけたり、予想もしない展開が起こり、圧倒されました。と同時に、SMAPと事務所の間でただならぬことが起きているのだと感じ、その日から水面下で取材をしはじめたのです。解散騒動が勃発したのは、インタビューした日からちょうど1年後。ここに至るまでの経緯には、数多くの人間ドラマがありました」

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■飯島マネージャーが反旗を翻した“真実”に迫る

 鈴木氏は、SMAPメンバーたちに“直撃”と呼ばれる取材を何度も行ってきた。そのため、SMAP解散騒動について現場感覚を持つ。

「SMAPに関しては、事務所や関係者からの情報をもとにした不確定な報道が数多く見られました。ただ、どの記事を読んでも、当のメンバーや飯島さんの本心がまるで伝わってこない。なぜ、聡明なマネジャーとして知られる飯島さんがジャニーズに刃向かうような大きな賭けに出たのか。本当にメンバーの仲は悪いのか? 疑問は尽きず、取材ではなるべく当事者に直接、話を聞くことを心がけました。

 残念だったのは、中居正広(44)さんに話しかけたときのことです。ご本人から近寄ってきて『何が聞きたいの?』と言ってくださったのですが、会話の途中で『だって文春さんは敵でしょ』と言って、心を閉ざしてしまったのです。メリー副社長の談話を載せたからと言って、僕らは決して事務所の広報誌ではないし、SMAPの解散を望んでいたわけでもない。その誤解を解いて、本音で話し合いたかったですね」

 この本には、今まで語られていないことがあるという。それは、SMAPの育ての親であり、敏腕マネージャーの飯島三智(58)が、なぜジャニーズを敵に回すような無謀にも思える行動をとったのか。そこに隠された真実があるという。『週刊文春記者が見たSMAP解散の瞬間』──題名に劣らない“真実”が、そこには記されているはずだ。

文・橘カイト(たちばな・かいと)
※1979年島根県生まれ。編集プロダクションを経て、フリーに。週刊誌などで芸能関係の記事を執筆。また、民俗学などにも精通し、日本のタブーにも数多く取材。主な著書に『真相!禁忌都市伝説』(ミリオン出版)ほか多数。

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