リスナー対応で明暗?木村拓哉と中居正広の”ファンサービス”の違い

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Photo by Pixabay
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 年末を控え解散の時期が迫るSMAPだが、彼らが担当するラジオ番組にリスナーからのハガキは絶えない。特に先月13日に誕生日を迎えた木村拓哉(44)には、祝福の声も併せてメッセージが送られていたようだ。お祝いのメッセージは、誕生日当日の『東京新聞』の個人広告欄にも掲載され話題を呼んでいる。木村拓哉も自身のラジオ番組『木村拓哉のWhat’s UP SMAP!』(TOKYO FM)でこのことに触れ、感謝の言葉を伝えた。

 同番組宛への祝福メッセージだけでなく、『東京新聞』の件も触れたことがファンにとっては印象的だったようで、これについてネットでは「まさか『東京新聞』のメッセージにも触れてくれるとは!」「ファンの声が届いてる気がして嬉しい」といったコメントが寄せられた。さらに木村は、番組内でSMAPの楽曲『gift』をかける際も「我々SMAP」と紹介している。こうしたリップサービスもファンを沸かせたようだ。

「特に木村はSMAP騒動で、立場的に逆風が吹き続けている状態。こうしたファンサービスを小出しにすることで、信頼回復につとめているのかもしれません。いずれにせよ、ファンにとって嬉しいことには変わりありませんが」(芸能関係者)

「キムタク」というキャラクター像を一貫して崩すことがない木村。パフォーマンス性の高いファンサービスも、そのスタイルのひとつなのかもしれない。一方で、木村と真逆のファンサービスで高評価を得ているのが中居正広(44)だ。

■中居流の“人情味に溢れた”ファンサービスとは?

 SMAP騒動の最中、レギュラー番組でもその素振りを一切見せなかった中居は、解散発表前に出演した『FNS27時間テレビ』(フジテレビ系)で、明石家さんま(61)から騒動について言及される場面もあったが、うまく立ち回り対応した。

 大御所の鋭い質問をもさらりとかわす中居だけに、ファンとの対応も特殊だと言われている。それを物語るエピソードが、中居のラジオ番組『中居正広のSome girl' SMAP』(ニッポン放送)での視聴者投稿とのやりとりだ。

 投稿では以前、中居が番組で「収録中に猛烈な汗をかく」「寝れない」と発言した事について、リスナーの見解を紹介した。リスナーは「“幸せ成分不足”で、精神的に不安定だからではないでしょうか?」と精神的なストレスを指摘。しかし中居は「そんなことないでしょ」と一蹴し、この後に続く投稿文にも冗談を交えながらトークを展開させていた。しかしこの投稿には、番組で読まれなかった部分があったという。

「投稿者らしき人物が、Twitter上でこのはがきの写真をアップしたそうなのですが、最後には『おじいちゃんになってもSMAPでいてね』と記されていました。ファンとしてはこの声も中居に届いているはずと話題になっています。そこを敢えて読まないところが、中居なりのファンサービスだと捉えるファンも多いようです」(前出・芸能関係者)

 照れ屋といわれている中居だが、メンバーの中でも最も“人情派”でもあるようだ。

「中居はここぞという時の行動を、きっちりおさえています。特に4月の熊本地震の際も、中居は複数回にわたり、単独で炊き出しに向かっていたことが話題になりました。あまりメディアには大きく取り上げられませんでしたが、事務所主体で数日間滞在した木村との“差”が指摘されました」(芸能記者)

 声なきファンサービスで、ファンを魅了する中居。中居のこうした部分が際立つほど、木村のパフォーマンス性の強いサービスとの差が目立つのかもしれない。

文・佐々木浩司(ささき・こうじ)
※1980年群馬県生まれ。スポーツ誌の契約記者を経てフリーに。現在は主に、週刊誌やビジネス誌で活動中。得意分野は芸能、プロ野球、サッカーなど。主な著書に『洗脳のすべて』(宝島社)など。
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