使い捨て可能な「絆創膏型ウェアラブルデバイス」で健康チェック (2/2ページ)
■ 各種センサーをフィルムに印刷する技術
研究チームは、このウェアラブルデバイスを作成するために、材料を削ったり重ねたりする方法を採らなかった。
ナノ粒子やカーボンナノチューブなどを溶液に混ぜたインクを使って、薄いプラスチックフィルムに印刷する方法を選んだのだ。

source:http://www.osakafu-u.ac.jp/osakafu-content/uploads/sites/344/pr20161124.pdf
この印刷技術により、活動計(加速度)センサーや高感度温度センサー、心電センサー、紫外線センサーを印刷で形成できるようにした。
特に加速度センサーをフィルム上に印刷する技術は世界でも初めてだという。
この印刷による製造方法により、各種センサーの集積化とコストダウンが実現可能となる。
■ 医療や介護の負担を削減することが期待される
ただ、前述のように、まだ無線通信の回路とバッテリーが開発途中であるため、現在のところ外部装置と有線でつなぐ必要がある。
この無線化とバッテリー内蔵化が実用化のための課題となっている。
そして実用化されれば、医療現場や介護現場での医師や看護師、介護士たちの負担を軽減できるデバイスになるだろうと期待されている。
そうなれば、患者の健康管理や高齢者の孤独死防止などに役立つことも期待できる。
竹井邦晴助教によれば、将来は使い捨てにできる部分を1枚100円以下で製造することができるだろうとのことだ。
無線化とバッテリー内蔵化の課題が早期に解決されることが望まれる。
【参考】
※ 絆創膏のように柔らかい添付型ウェアラブルデバイスの誕生 – 大阪府立大学