使い捨て可能な「絆創膏型ウェアラブルデバイス」で健康チェック (1/2ページ)
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使い終えたら捨てるウェアラブル?
健康状態を計測するウェアラブルが多く登場してきたが、いずれも長く使い続けることが前提の製品だ。そのため、毎日の充電やメンテナンスが必要になる。
しかし、医療の現場や介護の現場で使うのであれば、衛生上や邪魔にならないこと、さらにメンテナンスの手間が必要ないタイプのウェアラブルが望ましいだろう。
そこで使い捨ての絆創膏(ばんそうこう)のようなウェアラブルが開発されている。
■ 使い捨てにできるウェアラブルデバイス
11月24日、大阪府立大学大学院工学研究科の竹井邦晴助教らの研究グループが、絆創膏のように体に貼って使い捨てにできるウェアラブルデバイスの試作品を開発したことを発表した。
source:http://www.osakafu-u.ac.jp/osakafu-content/uploads/sites/344/pr20161124.pdf
このウェアラブルデバイスでは、活動量や心拍、体温、紫外線量などを計測して健康状態をチェックできるという。
しかも低コストで製造できるため、一部を除いて使い捨てにできる可能性が出てきた。センサーなどの電子部品を、薄いフィルムに印刷して製造できるためだ。
試作品は長さが10cm、幅3cm、厚さは最も厚みがある部分で1mmである。ただし、まだ無線通信するための回路やバッテリーについては開発中だという。
それでも、一部のコストが高い部品以外は使い捨てにできるようになるという。
使い捨てにするというのは、直接皮膚に貼るタイプであるため、衛生面を考慮しているためだ。