ご意見番キャラも限界?和田アキ子が”紅白落選”で迎える転換期
『紅白歌合戦』(NHK)の出場落選が伝えられた、和田アキ子(66)の「恨み節」が話題になっている。先月26日、自身が出演しているラジオ番組『ゴッドアフタヌーンアッコのいいかげんに1000回』(ニッポン放送)でも、その思いの丈がぶつけられた。番組で和田は、冒頭15分以上にわたり紅白に対する想いを語り、さらに「今年は(紅白は)特にみたくはない」とコメント。自分の居ない紅白は見ないことを強調した。
こうした和田の発言に一部では批判の声もある一方で、紅白の「顔」でもあった和田が見られないことを残念に思う声もあがっている。
紅白出演時、和田は自身の代表曲『あの鐘を鳴らすのはあなた』や『古い日記』を歌うことがほとんど。そうした中で「同じ曲ばかり」「最近のヒット曲がないのに、なぜ毎年出場できているのか」と揶揄されてきた。しかし、和田の出場落選を惜しむ声には、こうした“マンネリ”に味わいを感じていた層も存在していたことも事実だ。
「同じ曲ばかり歌っているという点では、和田ばかりではありません。例えば石川さゆり(58)も、『天城越え』と『津軽海峡・冬景色』の2曲を隔年で歌っています。特に演歌界や和田のような歌謡界の流れを組むベテラン歌手は、歌い継がれるヒット曲を持っていてこそナンボという感覚です。そのためそういった感覚に近い視聴者からは、支持が高いのかもしれません」(芸能記者)
しかしこれだけ和田がバッシングをうけるのは、やはりそのキャラクターにあるようだ。
■ご意見番キャラが歌手のイメージを台無しに?
特に若い年齢層からは、和田を歌手とイメージする者は少ない。バラエティ番組に出演し、思ったことをズバズバ言うタレントという印象が強いだろう。またお笑い芸人との交流も深いため、彼らがトークで披露する和田の「酒豪エピソード」も“鉄板ネタ”の一つだ。こうした部分が、タレントとしてのイメージを強烈にしているのかもしれない。
「和田自身は、『自分は歌手である』と非常に大きな自負を持っています。特に歌うことに関しては、かなり繊細です。極度の緊張から歌う前は震え、“ゴッド姉ちゃん”の愛称とは異なる一面を見せることで知られています」(前出・芸能記者)
今年は歌手活動として夏の野外音楽イベントにも精力的に出演するなど、ソウルシンガーとしての顔を見せてつけている。だがこうした歌手としてのパフォーマンスもタレントとしてのアクが強すぎるため、いまひとつアピール性に欠けるようだ。そして、タレント業でも批判されることが多くなっている。
「快活なご意見番キャラクターでバラエティでも親しまれていた和田でしたが、最近では発言のあげ足をとられることがほとんど。自身の冠番組『アッコにおまかせ!』(TBS系)の視聴率も落ち込んでいるようで、いつまで継続するのかという声も囁かれています。その上、4日に放送された『アッコにおまかせ!』では自身の紅白落選には触れずじまいで、視聴者の不満はさらに高まっている。今後はスポンサー離れの可能性も出てきそうです」(芸能関係者)
今年は、紅白からの卒業を表明した細川たかし(66)や常連であったSMAPの解散など、世代交代が話題となっている。今回の落選を機に、和田も新たなターニングポイントに差し掛かっているのかもしれない。
- 文・安藤美琴(あんどう・みこと)
- ※1974年東京都出身。大学在学中にフリーライターとして活動を始め、『東京ガールズジャーナル』(セブン&アイ出版)などに寄稿。現在は女性向け読み物の記者・編集者として活躍中。