自己分析で「会社選びの軸」を明らかにするコツ! 面接官を納得させられる志望動機を見つけよう (2/2ページ)
・小さなグループと大きなグループでは、どちらを選択してきたか?したいか?
・創設されたばかりの組織と歴史ある組織では、どちらを選択してきたか?したいか?
・組織を作っていく立場と維持する立場では、どちらを選択してきたか?したいか?
・新規なことに挑戦できる組織と蓄積されたノウハウ等の改善や進化に携わる組織では、どちらを選択してきたか?したいか?
・自分が共感したことのある他者の言葉やエピソードは?
・長年、継続しているものがあるか?定期的に違う経験に挑戦するタイプか?
・所属する組織の選択では、先輩が多いほうが好ましいか?後輩が多いほうが好ましいか?
・成果こそ重要と考えるタイプか?プロセスの質が伴ってこその成果と考えるタイプか?
・役割分担が明確で没頭できるほうが自分に向いているか?いろいろなことを頼まれ、フットワーク良く動けることが楽しいと感じるタイプか?
まとめ
会社選択軸というキーワードを初めて耳にされた方は、「何か一本の軸=一つのこと」を明らかにすれば良いとイメージされたかもしれません。しかし、多くの会社がありますので、軸が一本では当てはまる会社が多くなり、結果として説得力のある会社志望動機を語れないのです。よって、「規模」「成長性・組織の成熟度」「経営方針・事業理念」「人材育成方針・評価制度・キャリアパスのモデル」など、複数の観点(=複数の軸)から入社したい会社を絞り込めるようにしましょう。
良い会社志望動機とは、自分が入社したい会社を絞り込む複数の観点を紹介し、それらの多くが(全てである必要はありません)、受験している会社と合致していることを示せているものです。
文◯岡 茂信 (おかしげのぶ)
現在東証1部の情報システム開発企業での採用選考経験を元にジョブ・アナリストとして独立。大学及び就職イベントでの講演、有名企業に対し採用アドバイスを実施。著書に「就職活動がまるごと分かる本」「エントリーシート完全突破塾」「適職へ導く自己分析」がある。また、「岡茂信の就活の根っこ」(http://ameblo.jp/okashigenobu/)で就活の土台となる旬な情報を発信している。