浮世絵とは?の疑問を解決!錦絵との違いは?版画ではない肉筆浮世絵?など作品と共に紹介 (2/4ページ)
菱川師宣「見返り美人」(肉筆)
錦絵と浮世絵の違いとは?浮世絵を語る上で欠かすことのできないキーワードが「錦絵」です。錦絵とは多色摺りの浮世絵木版画のことを指します。浮世絵と錦絵の違いというよりも、錦絵は浮世絵の手法のひとつ…ということですね。
錦絵(多色摺り)の手法が使われる以前は、墨一色で摺られた墨摺絵(すみずりえ)であったり、墨摺絵に紅色などを加えた紅摺絵(べにずりえ)であったりが主流で、錦絵のような華やかな色合いではありませんでした。
錦絵は、浮世絵の版元が浮世絵師・鈴木春信(すずきはるのぶ)らに、これまで以上に華やかな摺物をと依頼したことからはじまり、瞬く間に浮世絵の定番の手法となりました。そんなことから、鈴木春信は錦絵を大成させた人物とされています。錦絵は摺師、彫師の技術向上が無くては大成しなかったのも確かでしょう。
浮世絵で描かれた色々なテーマ浮世絵は様々なものを題材に描かれてきました。代表的なテーマをいくつか挙げてみます。
旅行気分で眺めていた「名所絵」浮世絵のテーマの中でも人気の高かった名所絵。江戸時代、庶民は今ほど自由に観光旅行に行くことは許されていなかったため、浮世絵に描かれる名所を眺めながら擬似旅行体験をしていたのかもしれません。
名所絵で有名な絵師は歌川広重や葛飾北斎などが挙げられます。
遊女や看板娘を描いた「美人画」江戸の町の男の遊び場と言ったら吉原が有名ですが、その吉原の遊女や、茶屋の看板娘など、実在した人物が多く浮世絵で描かれました。