選択肢が広がる! 志望業界を絞らずに就活した学生は約4割「視野が狭くならないように」

就活スタイル

さまざまな企業の中から将来自分が働くことになる会社を決める就活。就活のやり方は人それぞれで、業界を絞ってやる人とあえて絞らずにやる人のどちらもいますよね。どちらがいいのか正解はありませんが、17卒の就活を経験した先輩はどちらが多かったのでしょうか? 実際に話を聞いてみました。

Q.あえて業界を絞らずに就活しましたか?

はい 42.7%
いいえ 57.3%

4割以上の人が、業界を絞らずに就活をしたと回答しました。それぞれ、なぜそのような就活の方法をとったのか、聞いてみました。

【「はい」と回答した人の意見】
■業界よりも企業が優先

・特に志望している業界もなかったので、興味のある会社にエントリーした。特にメリットはないけど、さまざまな業界の今を知るいい勉強になった(女性/21歳/大学4年生)
・どんな職場でも自分を活かす場所はあると思うので、的を絞らない方が案外いい会社が見つかる(女性/20歳/短大・専門学校生)

たとえ同じ業界でも、企業によって仕事に対する考え方は大きく違います。また、希望する業界であっても求人が希望する職種とは限りません。業界にこだわるよりも、より自分が希望する働き方ができる企業を優先的に考えた方がいい場合もあるようです。

■先入観で決めたくなかったから

・説明会で実際にイメージが変わったこともあったから。先輩社員が出る説明会に参加するべき(女性/21歳/大学4年生)
・はじめから業界を絞っていると、視野が狭くなってしまいがちになるとアドバイスを受けていたから(女性/21歳/大学4年生)

就活中は特に、自分が憧れる業界のいいところばかりに目がいってしまいますが、そこにこだわるあまり、灯台下暗しという状況に陥ってしまうことも考えられます。偏見や先入観を一度取り払うことも大切ですね。

■就活を通して適性を見極めたかったから

・自分がどの業界に向いているかなどがわかったから。やりたいことが見つかったから(男性/23歳/大学4年生)
・世の中には自分の知らない仕事がたくさんあるため、多種多様な企業を見て感じて知ることで、自分に適しているのはどういったところなのか考えたかったから(女性/22歳/大学4年生)

どんなに自己分析をしても、自分にどの業界の仕事が向いているかなど、確実な答えは出てきません。まずは足を運んで見てみることから始めると就活のモチベーションも上がりそうですね。

【「いいえ」と回答した人の意見】
■明確な希望があったから


・自分のまわりにエネルギー業界に就職した人が多く、自分も憧れていたので、エネルギー業界にしぼった(男性/24歳/大学院生)
・働く上で譲れない軸を考えたら自然と業界が固まったから。しかし、もっと多くの業界を見ておいたほうがよかったと少し後悔はしている(男性/22歳/大学4年生)

「自分にはこれしかない」という確固たる思いがあるのなら、おのずと業界が絞られてくるでしょう。後から後悔しないように、自分の気持ちに片をつけることも必要ですね。

■自分の適性に合う仕事をしたかったから

・自己分析して、自分はどんな仕事でもこなせるタイプではないと思ったから、自分ができそうな仕事、業種に絞って就活した(女性/25歳/大学4年生)
・自分が通用しそうな業界に絞っていたから(女性/22歳/大学4年生)

「どんな業界、どんな職種でも大丈夫!」という自信にあふれている人はそれほど多くはないでしょう。自分の適性と能力を考えた上で業界を絞る人もいるようです。

■効率的に就活するため

・興味が薄そうな業界も見ていると、時間がいくらあっても足りないと思ったから(女性/22歳/大学4年生)
・業界を絞ったほうが志望理由の使いまわしがきくから(男性/23歳/大学院生)

業界を絞るメリットは、なんといってもその効率性。多種多様な業界から発信される情報を取捨選択する必要がないので、効率的に就活ができそうですね。

業界を絞ることにはさまざまなメリットがある一方、視野が狭くなるというデメリットも存在するようです。就活の方法に悩んでいる人は、まずは自分にとって一番優先したい条件を決めることが大切なのかもしれませんね。

(ファナティック)

マイナビ学生の窓口調べ
調査日時:2016年11月18日~2016年11月30日
調査人数:大学生男女213人(男性83人、女性130人)

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