就活の面接に強くなる! 失敗した理由を自己分析して、次の面接に活かすコツ

就活スタイル



就活の面接でしっかり準備していたつもりでもなかなかうまく受け答えができず、失敗に終わってしまうことは誰にでもあります。自分の持っている力を出しきれないと後悔が残るのが面接です。よって、「なぜ、後悔の残る面接となってしまったのか」を自己分析し、次の面接に活かしましょう。



1.自己分析は自己PR作りのためだけのものではない

自己分析は、就活の準備段階で、特に自己PR作成のために取り組むものというイメージが定着していますが、実は選考中でも必要なものです。選考期間中は、「面接を終えた後の後悔の内容」を起点とする自己分析にも取り組みましょう。

2.面接後に行う自己分析と対処法の一例

面接に伴う後悔を自己分析する一例を紹介します。

・終始、緊張して頭が真っ白だった
→なぜ、緊張したのでしょう? 初めての面接だから仕方がないですよね。次の面接を早く受験し、「初めて」が原因かを確認しましょう。多くの方は違うはずで、そのことに自分で気づくことが大切です。

・2回目なのに、初めての面接と同じくらい緊張してしまった
→面接前から緊張していたのか、それとも、ある質問をされ、急に緊張したのか?

就職課等の職員の方の助力を仰ぎ、模擬面接に取り組み、面接の雰囲気に慣れましょう。面接官に自ら打ち解ける気持ちで臨むことがポイントです。ある質問から急激に緊張した場合、自分の短所を突かれそうだ等、不安を感じたのでしょう。短所もさらけ出すくらいの正直な面接のほうが好感をもって頂けるというイメージで臨みましょう。

・前回の面接は力を出せたのに、なぜか今回は出せなかった


→前夜の準備を怠らなかったか?また、前回の面接と同じレベルを目指しすぎていなかったですか? 忙しくても、前夜の準備時間は必ず確保しましょう。また、ちょっとくらい躓きのある面接を標準とするのが良いでしょう。

・回答を客観的に比較すると、自己PRも志望動機も他の人のレベルが高かった
→単なる準備不足ですから悩む必要はありません。さっそく他の受験者の回答骨子を思い出しながらノートにメモし、自分の回答骨子作成のお手本としましょう。他の受験者に感謝です。

・納得の自己PRを今回もできたが、今回の面接官にはまったく響かなかった
→万人に認められる必要はありませんので悩む必要はありません。自分を理解してくれる面接官との出会いを探すという気持ちで就活を続けましょう。

面接に伴う後悔をあげればきりがありません。大切なのは、後悔という「ぼんやりとした気持ち」の内容を、自己分析を通して他の人に説明できるようになることです。説明できればアドバイスを受けられるようになりますし、また、後悔に区切りをつけ、自分が何をすべきか、時には、このままの自分で良いのだと判断ができるようになります。

文◯岡 茂信 (おかしげのぶ)
現在東証1部の情報システム開発企業での採用選考経験を元にジョブ・アナリストとして独立。大学及び就職イベントでの講演、有名企業に対し採用アドバイスを実施。著書に「就職活動がまるごと分かる本」「エントリーシート完全突破塾」「適職へ導く自己分析」がある。また、「岡茂信の就活の根っこ」(http://ameblo.jp/okashigenobu/)で就活の土台となる旬な情報を発信している。


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