金融業界に内定した先輩の就活体験談! ES作成のコツと面接のポイントは?

就活スタイル

先輩の就活体験談は、みなさんの就活に貴重なヒントを提供してくれるでしょう。先輩は、何に悩み、どのような取り組みに、どう力を注ぎ内定を獲得できたのでしょうか? 今回は金融業界を目指して就活している就活生に向けて、見事、メガバンクの内定を獲得した先輩の金融業界・就活体験談を紹介します。

―就活に臨むにあたっての心構えを教えてください。

後悔が残っているのはOBOG訪問に力を入れていなかったことです。就活中に5人の方とお会いすることができましたが、友人たちは平均で10人以上と会っていました。多い人では30人を越えています。人数が多ければ良いとは思いませんが、より多くの方から仕事や会社の話をお聞きすれば「志望動機が充実し、もっと就活が順調に進んだかも」と考えています。

―エントリーシート(ES)作成についてのアドバイスをお願いします。

30社程度に提出しました。心がけたことは、結論先行で簡潔に書くことです。また、先輩のESを参考にしました。代表的な課題である「学生時代に力を入れたこと」は、先輩の経験や気持ちを自分のものと置き換えれば作成できてしまいます。手を抜けるところは抜き、会社研究等、他に取り組むための余裕を作ることを考えて下さい。

―もっとも難しいと感じた質問は?

「日本の課題や問題に触れつつ、仕事を通して何を実現したいか?を教えて下さい」です。新聞を毎日読んでいましたが、うまく答えられませんでした。OBOG訪問をもっと積極的に行い、先輩たちが、どのような問題意識をもちながら仕事をされているかをお聞きしていれば、このような質問にも答えられたのではないかと考えています。

―内定した企業では面接は何回ありましたか?


5回です。1対1の面接が2回あり、次は、部課長クラス2対1が2回、最後は役員4対1でした。最終面接では落ちないと楽観しないで下さい。内定先は最終が一番厳しい雰囲気でしたし、実際、最終で数社落とされました。

―内定を受諾する企業を選んだ理由は?

「チームワーク・独自性」を軸に、受験する企業を選んでいました。その中で、落ちる企業もあれば、運よく最終選考まで進めた企業もありました。内定受諾企業を選んだ理由は、「人」です。短い時間ではありますが、リクルーター・面接官と複数の方とコミュニケーションをとる中で、「一緒に働きたい」と思える方が一番多かったからです。

もっとも難しい質問として紹介された質問内容から、自己分析と会社研究だけでは十分でないことが分かりますね。ニュースにアンテナを張ることや業界研究、OBOG訪問を通して志望企業の活動フィールド(世界もしくは地域)に応じた課題発見意識をもつことを心がけましょう。そして、その課題を「入社後に力を入れる仕事対象」と位置付けてみましょう。これにより、仕事ビジョンをスムーズに形成できるはずです。

文◯岡 茂信 (おかしげのぶ)
現在東証1部の情報システム開発企業での採用選考経験を元にジョブ・アナリストとして独立。大学及び就職イベントでの講演、有名企業に対し採用アドバイスを実施。著書に「就職活動がまるごと分かる本」「エントリーシート完全突破塾」「適職へ導く自己分析」がある。また、「岡茂信の就活の根っこ」(http://ameblo.jp/okashigenobu/)で就活の土台となる旬な情報を発信している。

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