嵐のチケット転売はなくならない?対策するジャニーズの”大きな矛盾” (2/2ページ)
■嵐だけで年間80億円の年会費売り上げ
「ジャニーズのチケットは、基本的にファンクラブに入会しないと手に入りません。しかしそれがチケット高騰を招いている元凶にもなっている。ファンは当選確率を上げるために家族の名前を使ってまで入会する。そこに目を付けた業者が同じよう手法で入り込み、さらなる高騰を招くという結果を生み出している。会員制度という排他的な仕組みを見直さなければ転売がなくなることはありえないでしょう」(前出・記者)
とはいえ、入会金1000円、年会費4000円のファンクラブ会費はジャニーズの大きな資金源になっている。嵐のファンクラブ会員は200万人で、年会費だけで80億円の売上となる計算だ。ジャニーズがそれらを手放すことは考えられず、結局は転売対策に力を入れたところで撲滅など期待できない状況だ。
ジャニーズがいくら転売対策に乗り出したところで、「ファンクラブ優先販売」というシステムが転売につながるチケット高騰を生み出している。純粋にコンサートを楽しみたいファンの為にも、対策を講じてもらいたいものだが、根本に大きな矛盾を抱えているだけに問題は根深い。
文・橘カイト(たちばな・かいと)- ※1979年島根県生まれ。編集プロダクションを経て、フリーに。週刊誌などで芸能関係の記事を執筆。また、民俗学などにも精通し、日本のタブーにも数多く取材。主な著書に『真相!禁忌都市伝説』(ミリオン出版)ほか多数。