小雪に香里奈が大抜擢?”不人気女優”が勢揃いしたフジテレビの苦境 (2/2ページ)
■福山雅治の月9大ゴケからの教訓?
今回のキャスティングについて、ネットでは「終わった役者をあえて使うという炎上商法」とも揶揄されているが、フジのドラマ部門失墜の根はそれほど単純な話ではないようだ。
「近年のフジドラマの凋落は、福山雅治の月9が大コケした例を見ればわかりますが、評価の定まった大物や、ジャニーズの人気アイドルを出しておけばいいだろうといった、安易な発想に原因があるのではないでしょうか」(前出・ドラマ制作関係者)
かつて時代の微妙な変化を捉えることで、大ヒットドラマを生み出してきたフジテレビ。当時を思い出させるような快進撃で、〝外野の声〟を吹き飛ばしてもらいたいものだ。
- 文・安藤美琴(あんどう・みこと)
- ※1974年東京都出身。大学在学中にフリーライターとして活動を始め、『東京ガールズジャーナル』(セブン&アイ出版)、『パチンコ攻略の帝王』などに寄稿。現在は女性向け読み物系の記者・編集者として活躍中。