年末カウコンから”老害マッチ外し”を決断したジャニーズの思惑 (2/2ページ)
■”マッチ不出演”を決断したジャニーズの思惑
一部では“老害”扱いまでされていた近藤だけに、ファンの間では一昨年の反応が事務所に届いたのだと大喜びしている。ジャニーズ事務所からしてみても、ファンの声は無視できなかったのだろう。今後のジャニーズイベントにも、いよいよ本格的な世代交代の波が押し寄せてきそうである
今年のジャニーズは、SMAP解散の波紋が大きな打撃となった。来年以降のことを考えれば、否が応でも改革を迫られる状況ではある。
「今年は『紅白』の司会を嵐の相葉雅紀(33)が務めることから、SMAPと嵐という二大看板をカウコンから欠くことになりました。来年以降も、嵐メンバーが紅白司会を務めるようなことになれば、目玉不足にさらに拍車が掛かるだけに、来年以降はカウコンという形をとりやめて、若手中心に切り替えた別のイベントを立ち上げ直す可能性もあるようです」(前出・芸能記者)
つまり、今年のカウコンのマッチ外しは、来年以降さらに若手中心に切り替えていくための、いわば布石ということになる。マッチ不出場に大喜びのジャニーズファンだが、それはカウコン消滅の可能性を示唆しているのかもしれない。
- 文・真田栄太郎(さなだ・えいたろう)
- ※1978年神奈川県出身。大学在学中にフリーライターとして活動を始め、『東京ダークサイドリポート』(ワニマガジン社)、『週刊宝島』(宝島社)、『Hot Dog Press』(講談社)などに寄稿。現在は週刊誌の記者・編集者として事件、芸能取材に奔走する