人類誕生から未来までの“人口増加”をシミュレーションした動画を読み解く
今からおよそ20万年前、人類はアフリカの大地に誕生した。
それから10万年が経過したころ、1つの大陸に留まっていた我々は世界へと進出をし始める。そして今、人間は地球を“征服”し、その数も約70億人ほどにまで膨れ上がった。
このような時代に至るまで人間はどのような歴史を歩み、そしてどれほどの勢いで増え続けたのだろうか。
その誕生から未来に至るまでを描いた『人口増加の歴史とその先』という動画をご覧いただきたい。
初期人類の歴史は、とにかく厳しいものだった。
世界各地へとその“分布”は広がっていたものの当時はまだまだ狩猟民族ばかり、個体数でいえばすべてを合計してやっと100万人に届くかという程度が何万年も続いたのである。
だが、狩りを減らし農業を始める集団が増えるにつれ人口は上昇傾向に。紀元1年を迎える頃には、全世界で1億7千万人を超える人間が存在していた。
画像出典:YouTube(American Museum of Natural History)
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この時代、人類のなかで『文明圏』として確立していたのは、西の古代ローマ帝国と東、中国の漢王朝。そしてまだ統一などは起こっていないものの、現在のインド付近にも多くの人が住んでいることが確認できる。
その後、シルクロードの開通や漢王朝の滅亡、そして古代インドの黄金期など各地方でそれぞれの文化が花開いていくものの、肝心の人口自体はそれほど増える様子がない。ローマ帝国の滅亡などにより、むしろ微減傾向があるほどだ。
そんな停滞期が打破されるのは7世紀、イスラム共同体誕生した時代だった。
画像出典:YouTube(American Museum of Natural History)
アラビア半島にて生まれたこの集団は瞬く間に勢力を拡大。陸地はもちろん、海路も使い各地へと交易や征服を行ったことにより、人口もついに2億人を突破する。ちなみにこの頃、日本では天然痘の流行があったのがトリビアである。
それにしても、中央アジア周辺にて活発に人が増えているのに対し、特に増減もしないヨーロッパ方面がなんとも対照的な様子だ。
そのまま火薬の開発や羅針盤の登場などもあり、人の数は加速度的に増え続けていく。12世紀には、早くも3億人を突破するという勢いである。
画像出典:YouTube(American Museum of Natural History)
このころにはヨーロッパも往年の勢いを取り戻し始め、文化的にも領土的にも再興を進めていく。
だがそんなとき、あの病気が世界を襲った。黒死病(ペスト)である。
欧米の3分の1が死に絶えたとまでいわれるこの致死的な病によって人口は数千万人単位で激変。だが人類はへこたれない。病気の流行が一たびストップすると、かつて以上の勢いで人間は増えていく。
そして15世紀、白人たちがアメリカ大陸を発見した時代に、4億人という大台を人類は突破した。
画像出典:YouTube(American Museum of Natural History)
そこからの勢いはもう止まらない。大航海時代、奴隷貿易などを含む各種輸送業が大盛り上がりした時代に、人類の数は軽々と5億を達成。
人が増えればそれだけ子供を作る人たちも増える。この時代以降、今までの人類の歴史では考えられないほどのスピードで人は増え始める。
増えては産み、また増えるという好循環のサイクルが“フィーバー”したのだ。
画像出典:YouTube(American Museum of Natural History)
そしてイギリスにて『産業革命』が起こり近代の機械文明がスタートしたと同時に、ついに10億という人が地球上で同時に住むこととなった。
医療制度や技術なども整い始め、昔では助からなかった命も人生を全うできる。そんな世の中になったのだから、もう数の上昇は止まらない。あれほどまでに爆発的な人口増加にみえた中世後期の勢いがショボくみえてしまうほどのスピードで、人々は世界の各地に増え続けていく。
画像出典:YouTube(American Museum of Natural History)
そして今の時代、人口は最初に述べたとおり70億人を突破し、今も恐ろしいまでの勢いで増え続けている。これまでは緑が多かった動画上の地球も、もう人間の集団を示す黄色い点で埋め尽くされんばかりだ。
ここからは確実なデータではなく、あくまで予測推測になるが、次の世紀、2100年を迎えるころには、人類は総勢100億人を突破している可能性もあるのだという。
10億人になるまでに20万年も費やしたのに、そこからたった数百年で、その十倍にまで達するかもしれないというワケだ。
画像出典:YouTube(American Museum of Natural History)
ただこれはあくまでも“現在”の出生率をベースに構築されたシミュレーションモデルである。
もし出生率が下がれば世界的な人口減少が起こる可能性もあるし、逆に今と比べて多くの子供を持つということが世界的な潮流となれば、予測以上の人間が存在している可能性もあるとのこと。
そのすべては、今の私たちが選択する決断にかかっているのだ。
画像出典:YouTube(American Museum of Natural History)
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参照・画像出典:YouTube(American Museum of Natural History)
(本記事は上記の報道や情報を参考に執筆しています)