世界遺産の街の象徴、バンベルク大聖堂はドイツ屈指の文化遺産 (2/3ページ)

騎士のモデルが誰かは定かではありませんが、ハインリヒ2世の妹ギーゼラと結婚した、ハンガリー王シュテファンではないかと考えられています。気品と風格を漂わせる姿が印象的ですね。
「バンベルクの騎士」と並んで注目すべきが、東側の聖壇の階段のそばにある石棺。バンベルク大聖堂を建設した皇帝ハインリヒ2世と、その妃であるクニグンデが眠っています。そう、バンベルク大聖堂は、ドイツで唯一のローマ皇帝の墓所でもあるのです。

この大理石の棺に彫刻を施したのは、中世ドイツが生んだ「天才」と称される彫刻家、ティルマン・リーメンシュナイダー。この石棺はリーメンシュナイダーの代表作とされています。

ハインリヒ夫妻と、二人にまつわる伝説を描いた臨場感あふれる彫刻は圧巻。威厳漂うその姿に思わず見入ってしまいます。
主祭壇が置かれている内陣。石の重厚感を生かした質実剛健なロマネスク様式です。派手さはありませんが、素朴な力強さにドイツらしさが感じられます。

ほかにも、小さいながらもその立体感に目を見張る木の祭壇や、キリストが描かれたドームなど、バンベルク大聖堂内は見どころ満点。