これぞ5000年前の縄文人パワー!火焔式土器、その圧倒的造形美に誰もが言葉をなくす (2/4ページ)

Japaaan

パリのソルボンヌ大学で民俗学を生んだ岡本さんは、火焔式土器を考古学的な解釈だけにとどめず、その造形美や四次元的な空間性、さらに縄文人の宇宙観や、社会学的・哲学的な解釈に挑みました。そして『縄文土器論』(『みづゑ』1952、 『日本の伝統』1956)を発表し、人々に問いかけました。

今では学校の美術の教科書にも紹介されている縄文土器ですが、それもこの岡本さんの功績によるものだと、宋左近、梅原猛、松本清張、司馬 遼太郎らも認めています。

画像出典:信濃川火焔街道

岡本さんは、『縄文土器論』の中で、以下のように述べています。

「激しく追いかぶさり重なり合って、隆起し、下降し、旋廻する隆線紋。これでもかこれでもかと執拗に迫る緊張感。しかも純粋に透った神経の鋭さ。常々芸術の本質として超自然的激越を主張する私でさえ、 思わず叫びたくなる凄みである」。

出典:「岩手県立博物館だより

確かに実際に火焔式土器を見ると、まず思ったより大きいことに驚かされます。そして非常に複雑な文様と、その立体的な造形美に圧倒されます。今の私達が失ってしまった超自然的な能力を、縄文人は持っていたんじゃないかとさえ思います。

さらに同じ様式の同じ形式のものが複数製作されていたことにも驚かされます。

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