これぞ5000年前の縄文人パワー!火焔式土器、その圧倒的造形美に誰もが言葉をなくす (3/4ページ)

Japaaan

火焔式土器は偶然の気まぐれで製作されたのではなく、ある程度規格化されたもののようなのです。これほどの高度で複雑な土器を規格化して製作する高度な文化が、5000年前の縄文時代にあったということにも驚きます。

この火焔式土器が多数出土する信濃川流域の新潟市・三条市・長岡市・十日町市・津南町が共同で提案した『「なんだ、コレは!」信濃川流域の火焔式土器と雪国の文化』が、2016年4月25日、文化庁が指定する日本遺産に登録されました。

そしてこれを記念し、現在國學院大學博物館では、特別展『火焔型土器のデザインと機能 Jomonesque Japan2016』が開催されています。

新潟県の各所から出土した26点の縄文土器が、東京に一同に集まる大変貴重な機会です。国指定重要文化財の長岡市馬高遺跡から出土した火焔土器や、津南町沖ノ原遺跡から出土した火焔土器、そして国宝の十日町の笹山遺跡から出土した火焔土器などと対面することが出来ます。

岡本太郎さんは「縄文土器は日本が世界に誇るべき美であり、芸術だ」といいました。実物に火焔式土器を見たら、きっとこの言葉に頷かれることでしょう。

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