南極の棚氷に大きな亀裂。新たなる巨大氷山が誕生の見込み(NASA) (2/3ページ)

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記録史上では3番めの大きさ、この棚氷で発生するものとしては最大のものになる。

 棚氷が崩落して氷山になっても、直接海面レベルを引き上げたりはしない。コップの中の氷のようにすでに海の中に入っているからだ。

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棚氷の融解量を表した南極マップ。青は年5メートル以上の融解速度。矢印の先がラーセンC棚氷。

 しかし、その背後にある陸上に形成された氷に対してドアストッパーのように機能しているため、棚氷がなくなってしまうと、氷河が海の中に移動し始める可能性がある。この場合は海水に水が注ぎ足されるため、海面レベルが上昇する。

(亀裂により、棚氷面積の10パーセントに相当する部分が氷山として分離する可能性が高い)

 ラーセンCの場合、亀裂が棚氷を横断するように拡大し、ここが崩落したすると、スコットランドに匹敵するより大きな面積の部分が不安定となり、融解のリスクが高まることが別の研究から明らかになっている。

 8月、ラーセンC棚氷を観測していたイギリスの調査チームが、2016年3月から8月にかけて亀裂が22キロ伸びていることを発見。これは観測以来、最も早いペースである。
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