不倫ってデメリットしかありませんよね? 『深夜のダメ恋図鑑』 (1/2ページ)
こんにちは、少女マンガ攻略・解析室室長の和久井香菜子です。 心理学のひとつに「行動心理学」というのがあります。 例えば有名な心理学の実験で、ボタンを押すとエサが出てくる装置を動物に操作させるもの。その実験でボタンをネズミや鳩が一生懸命押すのは、ボタンを押すという行為が、餌をもらえるというメリットとして返ってくるからです。餌が出なくなると、ボタンも押さなくなります。 これはとても当たり前のように思えますよね。 行動心理学によると、「やるとメリットがあることは繰り返しやるようになるし、デメリットがあることはやらなくなる」「やらないことでメリットがあることはやらないままだし、やらないことでデメリットがあることはやるようになる」という単純な思考により、動物の行動は決まっていくんだそうです。
不倫に関して考えてみます。 不倫をすることのメリットは、まあ恋人気分を味わえるとかでしょうか。デメリットは、自分が一番じゃないこと、人に言えないこと、誰かを不幸にするかもしれないこと、もしも嫁に訴えられたらぜったいに負けること。 不倫をしないことのメリットは、お天道様の下で堂々と生きられるとか? デメリットは……わからん。
フツーに考えて、メリット・デメリットを足し引きしたら、デメリットの方が多いと思うんです。嫁から損害賠償を請求されたり、誰かを傷つけることの罪悪感を背負ってまで、自分に必要な人っているのかしら。それが恋愛関係である必要があるのかしら。
そういう計算を、甘~い誘惑に負けてしなくなっちゃうと、痛い目に遭うことになる気がします。
■今週の教科書『深夜のダメ恋図鑑』この作品は、女が「甘~い誘惑に負け」ることなく、自分の利益をしっかり確保している潔さが心地いいです。人気の理由はそこですよね。
たいていの女性は、惚れた弱み、手に入れた地位の確保のために、いろんなことを我慢してますから。
主人公は、千代、円、佐和子の3人女子。千代は少女漫画脳に侵されているため、リアルな男性が気持ち悪くてうまく行きません。円は元ヤンなのに男性経験なし。佐和子はつき合う彼氏がダメンズです。